「瀕死の妻のために謎の声に従い、二〇一八年から一九六〇年にタイムトラベルした主人公・加茂。妻の先祖・竜泉家の人々が殺害され、後に起こった土砂崩れで一族のほとんどが亡くなった『死野の惨劇』の真相の解明が、彼女の命を救うことに繋がるという。タイムリミットは、土砂崩れがすべてを呑み込むまでの四日間。閉ざされた館の中で起こる不可能犯罪の真犯人を暴き、加茂は二〇一八年に戻ることができるのか!?」
閉ざされた別荘内で連続する殺人事件の犯人を、残った人の中から推理し導き出し、時空を超えた問題解決をする話。
惨殺事件の連続で気持ち悪くなり、登場人物の多さや別荘構造の複雑さに何度も説明図を見返し、更に時空移動を絡めた話に違和感を感じ・・、でも、この様な込み入った話を構成できる才能に感心しました。
(20/01/30撮影)