好奇心を擽るテーマは幾つか有りますが、大きく纏めると「宇宙」と「生命」になるように思います。
先日、油井飛行士が国際宇宙ステーションに着きましたが、その飛行目的の一つに暗黒物質(Dark Matter)の解明があると紹介されていました。
その他にも米国やEUの探査衛星からの情報と併せて、宇宙の構造や生命の起源に関する新たな発見が待たれるところです。
自分的にも、ここのところ宇宙の構造に関する関心が高まっていて、関連する本に手が伸びがちになっています。
20世紀に大きく進展した「相対論」と「量子論」は日常生活と大きくスケールの異なる現象に関する理論であるため、なかなか腑に落ちないものですが、近年の宇宙に関する話はこれらの理論を組み込んで説明されるようになりました。
と言う事で、何とか概要を把握しようと、久し振りにブルー・バックスに手を伸ばしました。
(15/07/26撮影)
自分的には「アメリカ最優秀教師が教える 相対論&量子論」が当たりでした。
相対論と量子論の発展の歴史を解りやすく解説し、最後には宇宙に係わる所も概説してくれる、読みやすい本でした。
(息抜きのマンガ画も良かったし・・。)
合間に登場する先人の言葉も興味深いものでしたが、その一部。
「専門家とは、極めて狭い分野のなかで、起りうる間違いをすべておかしてしまった者である。」 ニールス・ボーア
「科学は常に間違っている。問題をひとつ解決するたび、必ず新たに10の問題を作り出す。」 バーナード・ショー
「わたしには特別な才能などない。ただ好奇心が猛烈に強いだけだ。」 アルベルト・アインシュタイン
「われわれがパラドックスに直面したことは、まことに素晴らしい。おかげで、進歩を遂げられるという希望が生じたのだ。」 ニールス・ボーア