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共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

今日の《cafe32゜F》

2015年08月28日 22時51分05秒 | 日記
今週に入ってから、日毎秋めいた陽気が続いています。天気予報を見れば、西から秋雨前線が近づいてきているのだとか。こうなると着実に夏が終わっていっているのを実感して嬉しいものです。

さて、そんな喜ばしい陽気とは裏腹に、我が教室はとんでもない事態に陥っております。先週、第2センター教室のエアコンの半分がおかしくなっているということを書きましたが、その後進展がありまして、なんと第センター全てのエアコンがおバカになってしまったのであります(lll゜Д゜)ヒイィィィ!!

ここ最近はたまさか涼しい日が続いているからいいようなものの、本来であればまだまだ残暑厳しき折なわけです。そんな気候の中で、エアコンが全く効かない防音室に閉じ込められて、汗だくでレッスンしなければならない方の身にもなれ!(#`皿´)=3と、怒りを現にしたくもなるわけです。

ことここの及んで、さすがのボンクラ教室も事の重大さに気づいたのか、これから第2センターのエアコンの修理に取り掛かるという連絡がありました。

「ああそう、あくまでも『修理』であって『取り替え』ではないのね。」

と、それはそれで半ば呆れ返ったのですが、その作業に1~2ヶ月の期間を要するというのです。

そんなこと言われても、特に金曜日と土曜日は6つあるセンターの部屋全部が稼動しているので、そこでレッスンしている人達はどうするのさ?と思ったら、一つ隣のたまプラーザ本店の教室を、現在そこで稼働している講師と共同で使ってくれと言ってよこしたのです。しかも、わざわざ移動してくる生徒たちには、一人一人に自宅からたまプラーザまでの往復の交通費を全額負担して差し上げるというではありませんかΣ(゜ロ゜ノ)ノ!

驚きました、そんなことができる予算があったんだと…。我々講師には交通費支給に勝手に『上限』を設けて満額支給を断固拒否しているというのに、よくもまあそんなことを安請け合いしたもんだなと、ただただ呆れ返らざるを得ません。

第一、いつかこうなることは、かなり早い段階から予見できていました。というのも、あざみ野第2センターの空調は、昭和時代の産業的遺産とでも言うべき、今は懐かしセントラルヒーティングシステムだったのです。これはとてつもなく大きな室外機に水(または温水)を循環させるもので、電気代はものすごくかかる割には空調効率はそれほどでもなく、冷房なら全て冷房、暖房なら全て暖房にしかならないという融通の効かない代物でした。おまけに起動している時の室外機の音がうるさくて、近隣住民に対して御迷惑にもなっていました。

「こんな機械を後生大事に使い続けていたって、電気代はかさむしロクなことはない、今時のエアコンに取り替えれば、初期投資はかかるかも知れないが年間の電力消費量は何分の1かに抑えることができて長い目で見れば経費節減にもつながる、だから何とか空調の交換を考えてほしい…」

現場の講師として今までにも歴代社長にお願いをしてきましたが、その度に反古にされてき続けました。それどころか終いには

「そんなにうちに文句があるなら辞めてもらう!別にアンタぢゃなくたって講師の代わりなんていくらでもいる!!」

と逆ギレする始末…。実際に御膳をひっくり返して辞めていった講師も何人もいました。

こちらとしても、あまりに何回も話が噛み合わないと『ダメだこりゃ…』という気になって、遂には匙を投げてしまった感があります。今回こうなってみたところで『ほれ見たことか、だから言わんこっちゃない!』と思うだけ、現場の声をひたすら蔑ろにして問題を先送りし続けてきたツケです。

それでなくても先日、従来お月謝とは別に徴収していた設備費を9月から値上げする旨が会社側から生徒・保護者各位に一方的に伝えられて、会社に対しての不信感が沸き起こりつつあった中でのこの失態劇に、生徒や保護者からも講師に対して

「前後の予定や都合があるから通うセンターを選んでいるのに、ここの会社は軽々しく『金さえ払えば隣の街まで来て文句も言わずにレッスンを受けてくれるだろう』とでも思っているのか。」

「今まで一体何のためにお月謝と一緒に設備費を徴収され続けてきたのか。こういう最悪の事態を招かないようにするための積立ではなかったのか。」

「9月からの設備費値上げは、このエアコン修理を念頭に置いた上での便乗値上げではないのか。」

といった忿懣やる方ない、具体的且つ厳しい御意見が寄せられています。本当は、そういった御意見は講師にではなく事務所に直接電話でもして頂ければ助かるのですが、現場で直接立ち会う人間にどうしても意見が集中しがちになるのは、仕方ないことなのでしょうか。

我々講師陣にしても、空き時間毎に部屋を明け渡さなければならないという手間が生じていて、その都度自分の持ち物を全部撤収しなければなりません。しかも、他の講師が部屋を使っている最中、明け渡した側はロビーかどこかでひたすら交代するのを待っているしかなく、非常に気まずい空気が流れます。何ともバカバカしい光景です。

まあ、壊れてしまったものは仕方ありませんから、せめて2ヶ月などというチンタラしたことを言っていないで、1ヶ月くらいでエアコン修理を仕上げることを目標に据えて、一刻も早く通常レッスン体制に戻してもらいたいと思います。間借りなりにも株式会社の名前を戴く企業として、顧客に対して満足のいくサービスを提供することが責務です。

そんなささくれた気分を鎮めるためには、ここにお邪魔するのが一番です。今日は日替わりケーキに洋梨のチーズケーキがあったので、コーヒーと一緒にお願いしました。香ばしく焦げ目のついたキャラメリゼ状の洋梨が、ベイクドチーズケーキの上でシャリシャリとした食感と香りを演出してくれます。なかなかお目にかかれないメニューの一つです。

これからしばらくは、午前の生徒をあざみ野の第1センターでレッスンして、こちらに立ち寄ってお茶をしてからたまプラーザ教室に向かうようになります。やれやれ…。
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