共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

スタイルよろしくて結構ですけど…

2015年08月24日 23時25分12秒 | 日記
なんでしょう、昨日あたりから急激に朝晩の気温が涼しくなりました。日中でなければちょっと急いで走っても汗をかくこともなく、快適に過ごせるようになりました。気がつくと空にはうろこ雲まで浮かんでいて、昨今実感することの少なかった秋を、いよいよ感じられるようになってきたように思えてなりません。

そんな陽気に心躍らせながら小田原の教室に向かうべく小田急線に乗ったら、ちょうど乗り込んだところにこんな光景が広がっていました。

通路を挟んで向かい合わせのベンチシートに沿線にある大学の学生が座っていたのですが、それぞれに疲れきっていたのか熟睡してしまっていたので、お尻がもう少しでシートからズリ落ちそうになるくらい斜め体勢になってしまっていました。そのため、彼等のスラリと長い脚が御覧のように両側から伸び放題に伸びて、ほぼほぼ通路を侵犯してしまっていたのです。

彼等にとっては幸いなことに、その後しばらくこの通路を行き交う人が誰もいなかったので、この状態が結構長い間続きました。それでもベビーカーでも乗ってきたらどうするんだろう…と思っているうちに電車が大学の最寄駅に近づくと彼等は計ったように目覚め、立ち上がって荷物を背負って降り支度を始めました。すると、待ってました!とばかりに周りの人達が、今まで彼等の脚で塞がっていた通路を一斉に行き交いだしたではありませんか。

そこでやっと気づきました、『あ、実は皆さんも私と同じような感覚で、ただ通らないようにしていただけだったんだ』と。しかし、そんな周囲の様子を気に留めるでもなく、若者達は大欠伸をしたり頭をボリボリ掻いたりしながら、粛々と電車を降りていきました。

昨今のお若い皆さん。御御足が長くておいでなのは大変結構なことではございますが、天下の往来を塞ぐようなことは、出来ましたら御遠慮頂きたく存じます。典型的旧来型日本人体形者を代表してお願い申し上げますm(_ _)m。
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