共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

『ちあきなおみ』という歌手

2015年10月14日 22時06分16秒 | 日記
今日、大人の生徒さんと話をしていた中で、ひょんなことから『ちあきなおみ』の話になりました。その生徒さんはもう還暦も過ぎてだいぶ経つ方ですが、私自身もテレビで見ていた記憶がある世代なので、普通に思い出話に花が咲きました。

子供の頃によくテレビで見ていましたが、いわゆる歌謡曲は勿論のこと演歌からシャンソンまでいろんな歌を歌っていたのをよく覚えていて、幼心に聴いていても『ものすごく歌の上手いひとだな…』と思っていました。また女優さんとしても活躍されていて、井上ひさし原作のNHKドラマ《国語元年》では、字幕が無ければ一言も分からない薩摩おごじょ言葉の可愛らしい奥方を演じていたのを覚えています。彼女が夫君を亡くされて表舞台に現れなくなってから20年以上の月日が経ってしまいましたが、ベスト盤は今でも売れ続けていて、彼女の復帰を望む声は今でも高いそうです。

1972年に日本レコード大賞を取った彼女の代表曲《喝采》は、今でもいろんな歌手にカバーされています。私が1歳の時の曲ですが、そんな昔の曲だなんてことは全く気になりません。昨今は平べったい歌い方の芸能人が多く見受けられますが、こういう語るような歌い手さんの歌を、また聞いてみたいものです。

ネットで調べていたら、ちょっと面白い動画がありました。ちあきなおみと《喝采》の作曲者である中村泰士氏が《喝采》デュエットしているものです。リラックスしたムードで歌っていますが、2番の「暗い待合室…」からのちあきなおみの歌唱には『やはりこの人は違うなぁ…』と思わされます。当時をご存じの方も知らない方も、是非聞いてみて下さい。

「喝采」 ちあきなおみ&中村泰士のデュエット(1989.10 / 6)
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