共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

泣くほどの痛みのあとで

2017年06月03日 22時48分05秒 | カフェ
一体何がおこったのでしょうか?

昨日就寝していた丑三つ時あたりに、いきなり左の肩甲骨と肋骨の間に、先の鈍った木ベラでも差し込まれたような鋭い鈍痛が走りました。あまりの痛さに悲鳴を上げながら起き上がり腕をねじり上げてみたり柱の角に押し付けたりしてみたのですが痛みは全く引くこと無く、むしろ脈動とリンクしてズヴゥン、ズヴゥン…という鈍痛が突き上げてきて眠れないのです。

あまりの痛さに耐えられず、救急車の出動を要請しようかとも考えました。しかし、こんな激痛に苛まれながらも何処かに妙に冷静な自分が存在していて

『内科や外科ならともかく、整形外科的な夜間救急外来なんてあるのかしら?もし無くて、こんな夜中に鎮痛剤投与くらいの応急措置で誤魔化された場合にはどうすればいいのだろうか?』

などということをグルグルと思い巡らして痛みに耐えていると、白々と夜が明けてきました。

夜明けと共に考えをまとめて、とりあえず当てにならない救急搬送は諦めました。そして、我が家から徒歩5分のところにある整体院が10時にオープンするので、そのオープンに合わせて連絡を入れてみることにしました。

それから10時になるまでが、どれだけ長かったことか…

やがて、待ちわびた10時に近づいてきたので予約の電話を入れようとダイヤルしました。すると整体師の先生が出られたので予約の旨を伝えると

「分かりました。では12時からが空いていますので、そちらにお願いします。」

…( ̄□||||!!

そこから更に2時間、家の中を隈無く歩き回りながらひたすら雄叫びと共に痛みに耐えるという、無為な時間が過ぎていきました。

それから12時になるまでが、どれだけ長かったことか…。

やがて、待ちわびた時間が近づいたので出発することにしました。ところが歩く度に、その振動が用もないはずの左肩甲骨裏に全て連絡されてしまうため、5分ほどのはずのところを15分以上かけて、有らん限りの涙と鼻水と脂汗を流してヒイヒイ哭きながらトボトボと歩いて整体院に辿り着きました。すれ違った人たちは、目を真っ赤に腫らしてう号泣しながら足を引きずるようにして歩く大の大人の姿にドン引きしているようで、誰一人手を貸して下さる方はありません。

からくも整体院に辿り着いて症状を説明すると、早速施術が始まりました。慎重に、かつ大胆に関節を動かされて、私も寝ながら時折『( ☆∀☆)=★※。.:*:・'°☆』と声にならない絶叫を上げて耐えていました。

普段はあれこれと話に花を咲かせながら施術する先生が、ほぼ一言も発せずにみっちりと1時間かけて骨格矯正して下さったことからも、相当厄介な案件であったろうことは容易に想像がつきます。それでも、今でも若干肩甲骨の裏にクルミ大のしこりは残ってはいるものの、おかげさまで普通に腕を上げられるまでに立ち直ることが出来ました。やはりプロフェッショナルの技は素晴らしいです。

ようやく地獄の痛みから解放された途端、お腹が空いていることに気がついたので、そのまま《Cafeあつめ木》に行ってランチにすることにしました。

お店に入った途端、泣き腫らして憔悴しきった顔を見られてスタッフの皆さんにビックリされてしまいましたが、簡単に事情を説明してからメニューを拝見しました。そして、今日はスープのセットを頂くことにしました。

今日のスープは『塩豚とキャベツのスープ』です。

かなりしっかりした大きさの塩豚のブロック肉と春キャベツとが、あっさりした塩味のスープに浸っています。横には軽く焼き付けられたパスタが添えられていて、食感と風味に変化をつけています。これにミニサラダと自家製パンにドリンクが付くという、なかなかなボリュームのランチセットです。

コーヒーを頂いている間に少しずつ痛みも和らいできて、すっかり落ち着くことが出来ました。明日になったらどの程度になっているのか、楽しみにしてみようと思います。
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