今日は22日に本番を迎える第九の練習で浦和まで来ました。
小休止を挟んだ後で第九の終楽章の歌合わせとトロンボーンの必要な第二楽章の練習をして、ちょっとタイムオーバー気味に練習を終えました。
以前にも書きましたが、今回の本番は第九の前にオーケストラだけでリムスキーコルサコフの《熊蜂の飛行》を演奏し、その後合唱団とバレエが入ってボロディンの歌劇《イーゴリ公》から『ダッタン人の踊り』を公演します。今日は主に、その前半プログラムの練習が中心となりました。
この『ダッタン人』の練習が、実は結構大変なのです。というのも、我々オーケストラは本番時はオーケストラピットに沈んで、バレエと合唱団は舞台の上にいることになるのです。
しかも、舞台の前の方でバレエが踊ることになるので、必然的に合唱団が舞台の奥の方に立つわけです。このため指揮者と合唱団との間にかなりの距離が出来るため、ただオーケストラと一緒に歌っていた時とだいぶ勝手が違ってくるわけです。しかも、本番近くになって以前よりも参加人数が増えてきました。そうすると益々指揮者との距離が広がることになって、それが更にアンサンブルを難しくすることになるわけです。
こういう場合は耳からの情報はあまりアテにならないため、とにかく指揮者と自発的にコンタクトを取ってテンポ感を揃えて歌うことが肝要です。しかし、そういう距離感に不慣れな合唱団の何人かがカラオケのようにオケを聞きながら歌ってしまうため、どうしてもズレてしまって何回か練習が止まってしまうこともありました。これが、大所帯アンサンブルの大変なところです。
それでもどうにか全体を通して、後は本番の会場でのリハーサルで最終調整をすることで一応の解決を見ました。そして、
小休止を挟んだ後で第九の終楽章の歌合わせとトロンボーンの必要な第二楽章の練習をして、ちょっとタイムオーバー気味に練習を終えました。
今までの練習は浦和だったので割と新宿から近くてよかったのですが、ゲネプロと本番はぐっと東寄りの三郷市になるため、俄然我が家からは遠くなります。とにかく移動距離が長いことが大変ですが、あともう少し頑張ります。