今日は予定がキャンセルになってしまったので、ひたすら今週末の三郷の第九の練習をしていました。
夕方になって買い物に出かけると、スーパーの青果売り場の一角をミカンが占拠していました。そう言えば、この冬まだミカンを口にしていません。
実家にいた時には、近所に卸問屋がそのままお店になっているような果物屋があったので、我が家ではミカンを箱買いしていました。お店のおじさんが
「あまり長く箱に入れっ放しにしてると下の方のミカンが腐っちゃうから気をつけてね。」
と注意喚起してくれていましたが、我が家ではその心配は殆どありませんでした。というのも私がミカンを好き過ぎて、箱買いミカンの半分以上を一人で食べてしまっていたのです。なのでよく母に
「アンタにミカン預けといたら、一人で全部食べちゃうからダメ!」
と、毎冬怒られていました。それでもメゲずにバカバカ食べていたので、冬場になると何となく黄色い子供になっていたのを覚えています。
親が買ってきたものを無尽蔵に食べ尽くしていた頃と違い、今は独り身で自分の稼ぎの中から日々の糧を得る身となっては、そんなアホな食い方はとても出来ません。まして、
今のおミカン、なかなかお高いのです。今日見ていた店でも一番安かったのは上の写真のものでしたから、暫くにらめっこした挙げ句、今日は諦めました。
いつかまた飽きるほどミカンが食べられるようになるよう何とか頑張ろう…と思いつつ、買い物を済ませてスゴスゴと我が家に帰ったのでありました。