共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

ばたばたリハーサル

2019年12月21日 23時18分00秒 | 音楽
今日はいよいよ三郷の第九のステージリハーサルです。

以前にも書きましたが、今回のコンサートは前半にリムスキーコルサコフ作曲、指揮者編曲の《熊蜂の飛行》をオーケストラで演奏して、ボロディンの歌劇《イーゴリ公》から『ダッタン人の踊り』を合唱とバレエ付きで演奏し、休憩を挟んだ後半に『第九』の演奏をすることになっています。

リハーサルは『ダッタン人の踊り』からスタートしました。ここでは合唱団が衣装を付けて登場し、振り付けの演出もあります。その手前のスペースでバレエがダンスを繰り広げるという、なかなか豪華なステージとなります。

いざ始まってみると、やはり指揮者との距離感がつかめないようで、どうしてもオケと合唱がズレてしまう部分が何箇所か出てきてしまいました。その都度指揮が止まって合唱団にいろいろと指示を出すのですが、ただでさえ慣れないロシア語の歌詞を暗譜で歌いながら演技もするというのは、彼等にとっては大変なことだろうと思います。

何とか形になったところで一旦全員退出し、休憩時間の間に下げていたオーケストラピットを上げて


第九のセッティングをしました。ここからは第九のリハーサルです。今回はとにかくこの大規模なセット替えがあるので、かなりバタバタした感じになっています。

先程までの合唱団に助っ人が加わったかたちで


発声練習が始まりました。一通り声を出したところでソリストを迎え、終楽章の練習が始まりました。

今までポツポツと欠けていたパートがようやく揃って、かなり様子が纏まってきたように思いました。ただ、合唱団の人数が増えると、どうしても楽譜に書かれたスタッカートや強弱の指示を忘れてしまう人がいたりして、かなり指揮が止まるシーンがありました。この辺りは、明日の最終リハーサルまでもつれ込むのではないかと思われます。

合唱との合わせが終わってからは


オーケストラのみで残りの第1・第2・第3楽章の練習となりました。奇数楽章は割と落ち着いたテンポでの演奏で、第2楽章のスケルツォは軽快な感じの仕上げとなりました。

ほぼ時間いっぱいまでのリハーサルを終えて、急いで帰路につきました。何しろ三郷から厚木までほぼ2時間かかるし、明日は9時までに2時間かけてここに来なければならないので、頑張って帰りますε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする