今日、小学校の給食でぶどうパンが出ました。
あの…私は子どもの頃から疑問に思っているのですが、このぶどうパンって大方の子どもたちから不評なのに、何故給食で出され続けているのでしょうか?
個人的な話で恐縮ですが、私はドライフルーツ全般が嫌いです。それと、あんぱんやクリームパンのように中に何かが充填してあるパンは別にいいのですが、生地にチョコチップや何かが直接練り込まれているパンがあまり好きではありません。
そういう人間からすると、大嫌いな干しブドウが大量に生地に直接練り込まれているこのぶどうパンというシロモノは、最早嫌がらせ以外の何物でもないのです。それでも、私は現在まがりなりにも教員という立場で子どもたちと一緒に給食を摂っているため、彼らの手前好き嫌いなど言ってはいられません。
なのでぶどうパンを食する時には、昔も今も、なるべく干しブドウが舌に当たらないようにして丸めて口に放りこんでから、牛乳で流し込んで誤魔化して何とかしています。時折口の中で歯が干しブドウに当たってしまった時のブチュッとした感覚が伝わってくると鳥肌が立ちそうになりますが、そんな時には
『きっと気のせいだ、そうに決まっている…』
と自分に言い聞かせながら、牛乳という心の友の力を全面的に借りて飲み下しているわけです(大袈裟…)。
以前から非常に疑問なのですが、そもそもぶどうパンってどういう立ち位置にいるパンなのでしょうか?食事的な立ち位置なのでしょうか?はたまたおやつ的な立ち位置なのでしょうか?
今日はおかずにポテトグラタンとスープパスタが出されたのですが、ハッキリ言ってどちらとも合いません。本来ならばポテトグラタンの皿をパンで拭いて綺麗に食べたいところですが、あの干しブドウの存在がそれを邪魔してくるのでそれも儘なりません。
周りを見てみると、あちこちで干しブドウをこっそりほじくり出している子どもたちが見受けられました。また、後で同僚である個別指導員の方々にも聞いてみたところ、何人かの方も
「実は私も嫌いなんです…」
と仰っておられました。
管理栄養士さんや給食センターの方々は栄養バランスなどを考慮して、日々子どもたちのためにメニューを決めておられるのであろうことは重々承知しています。ですが、ここまで大人から子どもたちにまで嫌われているぶどうパンを給食で出し続ける意味を、是非とも御再考いただきたいと思わずにはいられません…。