神奈川県は、今日も暑くなりました。気温は昨日より下がったものの、早朝に降った雨が日の出と共に一気に蒸散したため湿度が一気に上昇し、不快指数もうなぎ登りでした。
さて、あれこれ騒がれた東京五輪も明日が閉会式です。選手村内で新型コロナウィルス陽性者が何人か出たものの、今のところ大きな事件は起きていないようです。
いろいろと競技を見ましたが、昨日の空手・形の部では喜友名諒選手が見事金メダルを獲得し、五輪でのこの種目の初代王者となりました。演舞の流れや美しさは勿論ですが、私が一番惹かれたのは
喜友名選手の眼光の鋭さです。
あくまでも個人的な感想ですが、喜友名選手の形の演舞で仮想の敵を前にして果敢に戦いを挑んでいく姿を見ていたら、奈良・新薬師寺本堂の十二神将の一体である伐折羅大将(ばさらたいしょう・国宝)像の姿を彷彿とさせてきました。
御本尊の薬師如来坐像を守護すべくぐるりと御本尊の周りを取り囲み、
カッと目を見開いて剣を手に仏敵に一喝する厳しい姿が、どことなく喜友名選手の眼力と重なって見えてきたのです。
こうした各競技の選手たちの活躍ぶりを見るだに、やはり東京五輪は開催されるべきだったと思わずにはいられません。新型コロナウィルスが蔓延している中での開催で、実際に選手村内でも陽性者が出ましたが、それでも、もしこれが日本以外の国での開催だったらもっと大変な事態になっていたでしょう。
台風10号の関東への接近も気になるところですが、仮に直撃したとしても深夜のうちに通過してしまうようです。今日も関東地方では一時期かなり天候が荒れましたが、屋外競技のマラソンを東京ではなく札幌で開催することで、はからずも台風の影響を受けずに済みそうなのは偶然と言うべきでしょうか、それとも天佑とでも言うべきでしょうか。
さて、もう少し東京五輪を楽しみましょうか。