ゴールデンウィークが明けてから音楽教室の生徒のオンラインレッスンが始まり、我が家の部屋から中継してのレッスンが始まっていますが、何人かの子供たちから
「先生の部屋が怖い」
と言われています。始めは何のことだかさっぱり分からなかったのですが、どうやら原因は上の写真のようです。
先日、我が家のリビングの壁に
ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』の絵が懸かっていることを載せましたが、その隣の壁にレオナルド・ダ・ヴィンチの名画『モナリザ』が懸かっています。そして、どうやらそれが「怖い」らしいのです。
『ヴィーナスの誕生』はフィレンツェのウフィツィ美術館で、『モナリザ』はルーブル美術館で、それぞれ知人が旅行の土産に買ってきてくれた精巧なポスターを額装したもので、以前住んでいた家からそのまま持ってきたものです。それぞれ所蔵する美術館監修で制作されているだけあって、近くで観てもなかなかの解像度なのですが、どうやらそれが仇になってしまったようです。
始めのうちは
「後ろの絵が気になるということは、それだけレッスンに集中していない証拠だ」
と言ってスルーしていました。ただ、何回も言われるとさすがにこちらも気になるので、さすがに『ヴィーナスの誕生』はデカくて外すのが大変なので無理ですが、怖がる生徒のオンラインレッスンの時には『モナリザ』だけ外すようにして、レッスン終了後に元に戻して鑑賞しております。
子供にとってみれば、『モナリザ』のような何処から観ても目線が合う、いわゆる八方睨みの絵画は怖いのかも知れません。若干残念ではありますが、そのうち慣れていってくれないかな…とも思ったりしています。
もっとも、その前にオンラインレッスン自体が終わってしまうでしょうけど…。