今日、関東地方では初雪が降りました。昼前からチラチラと降り始めた雪は午後になるとかなり勢いを増していき
本厚木の駅前も植え込みの上にうっすらと雪が積もっていました。
街中は人が歩いて踏んでしまうため、地面が白くなるまでにはなりませんでした。それでも駅からほど近い公園に行ってみると
2センチほどの雪が積もっていました。
子どもたちがキャアキャア叫びながら遊び回っている間にも
雪は絶え間無く降り続いていて、その間を
自転車に乗った少年たちが危なっかしいハンドルさばきで通り過ぎていきました。ふと見るとベンチの上に
誰かが作った小さな雪だるまがチョコンと座っていて、何ともいえない微笑ましい気持ちになりました。
その後も雪はしんしんと降り続き、辺りはどんどん白くなっていきました。特に花壇や植木には結構な高さの雪が積もっていて、近くの植え込みでは
赤い蕾を膨らませ始めていた沈丁花に白い雪が積もって、何とも趣深い光景を作り出していました。
赤い蕾を膨らませ始めていた沈丁花に白い雪が積もって、何とも趣深い光景を作り出していました。
さて、そんな降りしきる雪を観ていたら、ふとドビュッシーの『雪は踊っている』というピアノ曲が頭に浮かんできました。
『雪は踊っている』はピアノのための組曲《子供の領分》の第4曲で、静かに降る雪を窓辺で飽きることなくじっと眺めている子供たちの前で、ゆっくりと舞い降りてきた雪の妖精が地表を白いビロードで覆っていく様を表現したトッカータです。正に、今日の粉雪降る日にピッタリの音楽だと思います。
そんなわけで、今日はドビュッシーの《子供の領分》から『雪は踊っている』の演奏動画をお楽しみいただきたいと思います。今夜も冷えますから、暖かくしてお休みになってください。