今日、一部地域の新型コロナウィルス対策の緊急事態宣言が解除されるという報道がありました。あまり人口密度が高くない自治体が対象になったようですが、果たしてこのタイミングでの規制緩和が吉と出るか凶と出るか分かりません。
というもので、要点としては無知蒙昧な感情論でのPCR検査実施強要に警鐘を鳴らすものでした。
テレビを観ていると、開けても暮れても新型コロナウィルスのニュースばかりで嫌になります。しかも、その殆どが徒に不安と恐怖を煽るようなものばかり。挙げ句の果にはPCR検査の有用性と早期実施をやたら声高に叫ぶばかりで、聞くに耐えません。
そんな中で、知り合いがこんな画像があることを教えてくれました。これはとある病院に掲示されていた漫画だとのことでしたが、私はこれを見て思わず
『これだ!!』
と膝を打ちました。どんな内容かと言うと
というもので、要点としては無知蒙昧な感情論でのPCR検査実施強要に警鐘を鳴らすものでした。
当たり前の話ですが、病院には新型コロナウィルス罹患者以外の患者が多数通院したり入院したりしています。そして余程巨大病院でもない限り、大抵の場合一つの診療科目につき一人か二人の医師が診断に応っているわけです。
中にはリアルに命に関わるような事案を抱えている患者もいるわけですが、そんなところに
「コロナかも…」
なんていう、どっこも悪くなさそうなスットコドッコイがノコノコやって来ると、そいつのためだけに医者の時間がとられることになるわけです。しかも、仮にPCR検査を実施したとしてその検査結果が出るのには数時間を要し、その検査のためにまた無駄に人員がとられることになります。
上の漫画にもありますが、これで一番質が悪いのはPCR検査で陰性という検査結果が出た途端、調子にのって用もないのにコイツがあちこちほっつき歩いて、何処かでまんまとコロナウィルスをもらってきてしまうことなわけです。最近よく『医療崩壊』という言葉を耳にしますが、実はこうした暇な『コロナかも外来』が医療崩壊の片棒を担ぐことになっていたりするのです。
勘違いしないで下さい。本文にも書いてありますが、この漫画の主旨は『PCR検査をするな』と言っているわけではなく、『軽症者には無闇な検査は不要だ』ということです。
ちょっとおかしな日本語ですが、肝心なのは一人一人が『正しく怖がること』です。そして一人一人が規則正しい生活を送り、マメな手洗いや極力人混みを避けるといったウィルス対策をきちんと励行し、普段通りの生活をすることです。
医学専門番組でも無いようなテレビタレント司会のワイドショーに振り回されることの無い、冷静かつ衛生的な毎日を過ごすよう心がけましょう。