台風14号の大荒れ天気を危惧して、今日はひたすら籠城することにしました。時折雨戸に激しく打ち付ける雨の音を聞きながら、とにかく一歩も外に出ること無く過ごしていました。
となると、独り者の私には当然のことながらあまりやることがありません。
「練習しろよ」
と言われそうですが、気圧が低いためかそんなテンションにもなれず…。
そんなグタグタのテンションの中、たまたま調べものをしていたら面白い動画を見つけました。クラシック音楽の音声に『Line Rider』というゲームソフトを駆使した画像を付けたものです。
『Line Rider』は2006年にスロベニアの学生が開発したソフトで、ソリに乗ったライダーというキャラクターが滑るための線をプレイヤーが引いていくというものです。この動画では、それを使って様々なクラシック音楽のメロディラインに当てて引かれた線の上をライダーに滑らせているのですが、これが実によく出来ているのです。
ともすると分かりにくいと言われてしまいがちなクラシック音楽ですが、この動画はその曲の展開のイメージを具現化してくれていると言っても過言ではありません。特に演奏する立場から見ると、思わず膝を叩いてしまう場面が満載です。
ただ、見ていると人間では絶対に不可能な超アクロバティックな動きをするのでビックリします。特に終盤の追い込み部になるとライダーがソリから落ちてしまって、しかもそのまま滑り続けてしまったりするのですが、人間でやったら確実に死にます…。
今日はその中でも私が一番大ウケしたベートーヴェンの《運命》の動画を転載してみました。
激しく動くだけでなく、メロディが優しく寄り添う場面では二人のライダーが並走して共に動くところでは♡マークが出てきたりと、なかなかオシャレな演出もされています。ただ、終結部ではあまりな激しさに大クラッシュが巻き起こります。
『Line Rider』のクラシック音楽動画は沢山あるのですが、特にこの《運命》は何と再生回数が1億一千万回以上という驚異的な数字を叩き出しています。私もいろいろと見てみましたが、これが一番よく出来ていると思います。
省略バージョンですが、ベートーヴェンのメロディラインを是非『御覧』ください。