共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

3年ぶりの開催《あつぎ国際大道芸》

2022年11月12日 17時45分25秒 | 日記
今日も秋晴れの気持ちのいいお天気となりました。そんな中、今日は厚木市内で



《あつぎ国際大道芸》が開催されました。様々なイベントがそうでしたが、この大道芸も3年ぶりの開催となりました。

会場のひとつとなった厚木中央公園では、様々なアクロバティックなパフォーマンスが繰り広げられていました。特に圧巻だったのが『アスタリスクノヴァ』というアクロバットユニットです。

聞けば、女性パフォーマーのSAIKAさんは器械体操で日本一になった経歴の持ち主で、男性パフォーマーのTAKUYAさんは『マッスルミュージカル』や『シルク・ドゥ・ソレイユ』でもパフォーマンスされている方ということでした。それ故に、パフォーマンスの内容もさすがのクオリティだったのです。

先ずは



TAKUYAさんの力技でスタートしたパフォーマンスは



SAIKAさんとの合わせ技になり、







TAKUYAさんのパワーとSAIKAさんのしなやかさとのかけ合いが織りなすバランスで観客を一気に引き付けていきます。

それから高い台の上に上がって







絶妙のバランスパフォーマンスを見せてくれました。特に3枚目の写真では、二人分の体重をTAKUYAさんの腕だけで支えているのがお分かりいただけるでしょうか。

次に



SAIKAさんが高さ5mの平均台の上にのって



Y字バランスをとったり



後方宙返りをしたりするパフォーマンスを繰り広げました。高さだけでなく、のっている平均台の踏み幅は10cmほどしかないのですが、そんな過酷な状況で繰り出されるアクロバットの数々に、観客からは大きな拍手が贈られました。

次に披露されたのはTAKUYAさんによる、シルク・ドゥ・ソレイユパフォーマーならではのスリル満点のパフォーマンスです。先程合わせ技パフォーマンスで使っていた高い台の上に更に二本の柱を立てた器具をのせると





華麗なバランスパフォーマンスを繰り広げました。

そして、ここからが凄かった…。

先程の柱に更に一本ずつ柱を足して



二本の上で、更に一本ずつ足して






三本、またまた一本ずつ足して





四本でと、どんどんと柱の数を増やしていきました。

そして遂には



一気に柱を二本足して六本ずつにして、およそ9mもの高さにした上で







究極のバランスパフォーマンスを見せてくれました。手に汗握っていた観客からは万雷の拍手が贈られ



無事にパフォーマンスは終演しました。

終演後、観客たちは次々と投げ銭を投じていました。最後には



写真撮影にも快く応えてくださいましたが、国際的な舞台で活躍しておられる方は、やはり鍛錬が違います(因みにTAKUYAさんの体脂肪率はなんと3%なんだとか!)。

『アスタリスクノヴァ』のインスタグラムは以下の通りです。

https://instagram.com/asterisknova?igshid=YmMyMTA2M2Y=

次に登場したのは『Performer SYO』さんです。彼はあつぎ大道芸の常連パフォーマーですが、やはり3年ぶりの出演となりました。

先ずは



筒の上にのせた板に乗ってのバランス芸を披露して、



ディアボロ独楽を高く飛ばしてキャッチしたり



脚長の一輪車に乗って火の点いた松明でジャグリングしたりしながら、軽妙なトークと共に会場を沸かせていました。更に



松明五本や



エンジンを起動したチェーンソーとナイフを使った危険なジャグリングを披露して、観客はヒヤヒヤしながらも拍手を贈りました。

次に





観客に支えられた高い柱の上で松明をジャグリングし



バランスもしっかりと決めました。最後には



恒例の火吹きパフォーマンスを披露して、ヒヤヒヤドキドキのステージは終演しました。

次に登場したのは、中国雑技団のメンバーです。

先ずは



中国雑技の代名詞のひとつ『変面』が披露されました。本当は動画も撮ったのですが、残念ながら私のいる方に向かってパフォーマンスしてくれる場面が殆どなかったので割愛します(泣)。

その次に







女性パフォーマーによるフラフープ芸が始まりました。少しずつフラフープの本数を増やしていったのですが、なんと



いきなりこんなに本数を増やして











見事に全部回しきっていました(驚)。

最後に披露されたのは、これまた中国雑技の定番演目のひとつである椅子を使ったバランス芸です。高い台の上に一脚ずつ椅子を重ねていき、





五脚重ねた上に重心をずらした一脚を置いて





その上で倒立を披露しました。更にその一脚を斜めに置くと、












絶妙なバランスパフォーマンスを繰り広げ、会場からは惜しみない拍手が贈られていました。

この他にも









巨大な妖精や



投げ銭を投じると動き出す宇宙飛行士のパフォーマーなどもあちこちに登場して、訪れた人たちを楽しませていました。

どれも素晴らしいパフォーマンスだったのですが、どうしても気になることがありました。というのも、これだけ繊細なバランス感覚を必要とするパフォーマンスを繰り広げるのに、地面がちゃんとフラットな会場がひとつもないのです。

この厚木中央公園は砂が撒かれた土の地面ですし、駅前や厚木一番街といった場所も石を割って作ったようなゴツゴツしたタイル敷きです。そんな場所で命がけのバランスパフォーマンスをさせて、厚木市は何とも思わないのでしょうか。

この《あつぎ国際大道芸》は、明日も開催されます。ちょっとお天気が気になりますが、雨天決行のようですので、お時間があればいらしてみては如何でしょうか。


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