共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

コロナ籠もりに聴くバッハ『2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調』

2021年01月16日 18時25分40秒 | 音楽
今日も春のような陽気となりました。しかし、私は大人しく一日中自宅に籠ってソーシャルディスタンスを図っておりました。

はたして私だけがこんなことをしていてどうなるものかと思ったりもするのですが、それでもやらないよりはまだマシでしょう。

今日はひたすらあてど無い練習をしたり、部屋の片付けをしたりしていました。そして一通りやることを済ませてから、久々にレコードをひっぱり出して聴いてみることにしました。

何にしようかな…と思ったのですが、こんなお天気のいい日にはバッハが聴きたくなったので



チェンバロ協奏曲のレコードを聴くことにしました。これは確か、私が小学6年生の時に小遣いをチマチマと貯めて買ったものだと思います。

幼少期、祖父の家でヴィヴァルディやバッハのレコードを聴いていて、合奏の後ろから聞こえるチェンバロの音色に興味が湧いていました。ピアノとは全く違ったあのキラキラした音色に、子ども心にものすごく惹かれていたのです。

そんな中、FMラジオから流れてきたバッハのチェンバロ協奏曲が気になって、少ない小遣いをせっせと貯めて駅前のレコード屋で買ってきたのが上のLPレコードです。その当時はよく分かっていなかったでしょうが、私が購入したのはなんとドイツバロック音楽界の巨匠カール・リヒターのものでした。

子どもながら随分と渋いものを買ったものだなと思いますが、恐らく当時は他に選択肢が無かったのではないかと思います。昭和時代の小学生にとって3千円もするLPレコードは高嶺の花でしたから、かなり苦労したことだけは覚えています。

ところで、このLPレコードのメインに収録されている名曲『チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調』も勿論素晴らしいのですが、個人的にハマったのがB面に収録されている『2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調』でした。

この曲は元々『オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調』という今では楽譜が失われてしまった作品を基に、バッハ自身の手によってチェンバロ2台用に編曲されたものです。第1楽章の華やかなメロディに始まって、優美なバルカローレ(舟歌)調の第2楽章、力強いユニゾンから綾織のように繰り出される第3楽章と、どこを取っても飽きることのない素晴らしい音楽が展開されていく名曲です。

近年ではこの曲を基にして、オリジナルと言われている『オーボエとヴァイオリンのための協奏曲』が復刻されています。勿論それも魅力的な曲なのですが、私はこちらの2台チェンバロ版の方が断然好みです。

私がゴチャゴチャ言うより聴いて頂いた方が早いと思いますので、同じ音源の動画を転載してみました。カール・リヒターとヘドヴィヒ・ビルグラムとのソロ、ミュンヘン・バッハ管弦楽団との組み合わせによる、きらびやかな世界を御堪能ください。



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ちゃんとしたラーメンが食べたくて…

2021年01月15日 19時30分28秒 | グルメ
昨日の暖かさから一転、今日はまた風の冷たい一日となりました。それでも子どもたちはどこ吹く風、休み時間にはキャアキャア言いながら駆けずり回っていました。

ところで、今日の給食で醤油ラーメンが出ました。昭和時代の給食の麺といえばうどんの亜流のようなソフト麺でしたが、時代は変わったものです。

とは言うものの、確かに麺は細目ながら実体はソフト麺の域を出ないものですし、具もかなり煮込んだ野菜や細切れの肉なのであまり歯応えもありません。なので、何だか帰る頃にはどうにもラーメンが食べたくなってしまったのです。

なので、厚木に帰ってから



《餃子の王将》に寄って醤油ラーメンを食べていきました。厚木市内にはいわゆる横浜家系の豚骨ベースラーメンが多いのですが、私が食べたかったのはこうした澄んだスープのものだったのです。

しっかりとした醤油味のスープに噛み応えのある縮れ麺、シャキッとした青ネギに存在感バッチリのチャーシュー、そしてトロトロの煮卵…もう言うことはありません。頂いている身でこんなことを言うのも何ですが、子ども向けに調理されたボヤけた味の給食を食していると、こうしたありきたりなものの味が如何に有り難いものであるかを再確認できます。

さて、再びの緊急事態宣言が発令されてから2度目の週末を迎えます。国や自治体からあれだけ「不要不急に出かけるな!」と言われているにも関わらず浮かれ歩くパヤパヤした人もいるのでしょうが、私は大人しく我が家に籠っていようと思います。
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もうですか…

2021年01月14日 22時02分05秒 | 日記
今日はかなり暖かな陽気となりました。天気予報によれば桜の咲く頃の暖かさだったとか…つい先頃雪が降る騒ぎをしていたとは思えません。

ところで、今日たまプラーザの教室に出勤する前に町田の東急ハンズに買い物に行きました。すると、まだ1月も半ばだというのに





早くもバレンタインデーのコーナーができていました。商業ベースは何事も早いですね。

高級なチョコレートもあれば



森永チョコボールのような馴染み深いものまで、様々なものが置かれていました。

特に目立っていたのは、多様な自作用のチョコ作成キットです。もしかしたら、これもコロナで在宅時間が増えてヒマな時間ができたことが影響しているのでしょうか。

さて、明日はまた真冬の天気に逆戻りするのだそうです。一体何を着て行けばいいのやら…。
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お正月バージョン『ゆずパフェ』@横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》

2021年01月13日 21時10分21秒 | カフェ
昨日の寒空から一転して、今日は雲一つ無い快晴となりました。最高気温も10℃を越え、体育で走り回っていると汗ばむほどでした。

そんな小学校勤務を終えてから、今日は水曜日なのでそのまま横浜市青葉区あざみ野に移動しました。そして、いつものように《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。

今日はかなり暖かかったので、



ゆず蜜紅茶とゆずパフェをオーダーしました。

ゆずパフェは先月にも登場していましたが、その時のものは



こんなクリスマスっぽい感じのものでした。今月のものはアイスクリームが抹茶になっていたり、雪ダルマが紅梅になっていたりといったお正月バージョンチェンジが施されています。

はじめは

『柚子と抹茶…?』

という素朴な疑問があったのですが、実際に頂いてみると抹茶とゆずソースの相性が思いの外良いことに驚きます。優しい酸味の和柑橘と香り高いお茶との取り合わせも、なかなかいいものです。

レッスンを終えて帰路に着くと、田園都市線も小田急線も電車内の乗客がかなり少なめでした。そして政府からの要請通り、20時を過ぎたらカフェやラーメン屋、駅蕎麦屋に至るまで、殆どの飲食店がクローズしていました。

こんな状況が一ヶ月近く続くと思うと鬱々としてきそうになりますが、それもこれも新型コロナウィルス感染拡大阻止のためです。みんなで協力して、この未曾有の疫病の封じ込めを図りましょう。
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開催しないお知らせ

2021年01月12日 18時25分40秒 | 
今日、関東地方では降雪の予報が出されていました。しかし蓋を開けてみれば大したことは無く、小田原市では昼過ぎに小雨が降った程度で終わってしまいました。

今日もいろいろとあった小学校の勤務を終えました。予報通りに雪が降らなかったことに子どもたちは少なからず不満だったようですが、こればかりはお天道様の都合ですからどうにもなりません。

さて、小田急線小田原駅のコンコースには



今年も隣の松田町寄(やどりぎ)地区で開催される『ロウバイまつり』をアピールするための大生花が展示されていました。

が…

その傍らには



『開催中止』の文字が…。

そう、先の緊急事態宣言発令を受けて、急遽中止になったことを知らせる掲示が出ていました。説明書きには

いまは『来ないで』

の文字がありましたが、主催者側はどのような思いでこの朱書きをされたのでしょうか…。

この他にも、これからいろいろなイベントが中止や延期に追いやられることになろうかと思います。残念ですが、それもこれもとにかく新型コロナウィルスの新規罹患者数を抑えるために必要なことです。

再び感染者数を抑え込むためにも、お互いに耐えるべきところは耐えていきましょう。
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コロナ禍でも祝!新成人

2021年01月11日 17時30分50秒 | 日記
今日は成人の日です。今年新成人となられた皆様、誠におめでとうございます。

新型コロナウィルス感染拡大予防のための緊急事態宣言が発令された中で、厚木市では市民会館での式典は取りやめられ、オンライン配信での成人式が挙行されることとなりました。それでも街中では



艶やかな振袖姿もちらほら見受けられました。時世が時世とはいいながら、それでも一生に一度の晴れ姿に身を包むことができたようです。

それでも、新成人がやたらと集って騒がないようにという観点からでしょうか、買い物に出かけたAEONの中にある酒屋には





『おうちで祝おう』というキャッチフレーズの下、ワインやスパークリングワインが沢山売られていました。この世間の気遣いに、はたして新成人たちはちゃんと反応してくれるでしょうか…。

今日、神奈川県では695名の新型コロナウィルス新規罹患者が出ました。明日は関東全域で雪が降るほどの寒さになるという予報も出されていますが、それが新たな罹患者を出さないよう願うばかりです。
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例年よりも…

2021年01月10日 20時25分10秒 | 日記
今日は本当なら演奏会に行く予定でした。しかし、先日発表された新型コロナウィルス感染拡大予防のための緊急事態宣言発令を受けて延期になってしまったため、一日中自宅に居ることとなりました。

ところで、昨今いつになくいろいろなところで手指のアルコール消毒をするようになったことで、例年よりも手荒れが酷くなってきています。それに伴って、例年よりもハンドクリームの消費量が多くなっているような気がしています。

今日も手指に擦りこもうと思ったら切れていたので、近所のドラッグストアまで行って買い足してきました。いろいろとある中で、とりあえず私にはこれがあっているようです。

明日の祝日も、恐らく何処にも出かけずに家にいることになると思います。それが新型コロナウィルスから自身の身を守ることにも繋りますし、ひいては国や自治体から出されている要請にも見合うのでしょうから、とにかく大人しくしていようと思います。
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やっぱりそう見えちゃったか…

2021年01月09日 18時56分40秒 | 日記
昨日関東一都三県に緊急事態宣言が発令されてから、最初の週末を迎えました。

感染拡大予防の観点から外出の自粛が求められていますが、それでも出歩いている人は一定数いたようです。やはり、昨年春の緊急事態宣言の時と比べると緊張感が緩いような気がしてしまいます。

私は特に出かけなければならない用事も無く、そもそもそんなに出歩かなくても生きていられるので、今日は一日中自宅にいました。それで、折角ヒマなので(?)昨日着た羽織にスチームアイロンがけをすることにしました。

昨日は正月最初の小学校出勤だったので、折角だから羽織を着て行きました。それが



この黒無地の羽織です。これはかつて私の祖父が着ていたもので、詳細は分かりませんがかなり古そうなものです。

学校で先生方に年頭の御挨拶をしてから子どもたちを迎え入れたのですが、彼らからの反応は

「先生、なんで今日は禰○子みたいな格好してるの?!」

そう、私はそんな気は全く無かったのですが、どうやら○滅の刃の主要キャラの着物と同じように見えてしまったようでした。思わぬ反応に一瞬ズッコケてしまったのですが、まぁ今時らしいと言えば今時らしいのでしょうか。

こうした羽織は裏地に趣向を凝らしたものが多いのですが、この羽織の羽裏には



能の《猩々(しょうじょう)》の役者や謡本、鼓や能管といった絵柄が染められた絹地が張られています。着ている時には絶対に見えないものですが、こうした部分に凝るあたりに、昔の人の美意識を感じることができます。

神奈川県では、今日一日で999名の新型コロナウィルス新規罹患者が出ました。この数字が、これからの緊急事態宣言発令下でどれだけ抑えこめるのか出来ないのか分かりませんが、今はとにかく個人で出来る対策を十分にとりながら過ごすようにしたいと思います。
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小田原総鎮守・松原神社に参詣

2021年01月08日 18時15分05秒 | 神社仏閣
昨日、関東一都三県に新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言が発令されましたが、それでも今日から無事に小学校の授業がスタートしました。一時はどうなることかと思いましたが、政府か「学校は規制の対象にしない」という決定がされて安堵しました。

今日は午前中授業で早く終わったので、小田原の総鎮守である松原神社に参詣することにしました。



冷たい風の吹く晴れ渡った空の下、人の気配の殆ど無い神社の参道を進むと



神職さんが境内を掃き清める音だけが響く中、拝殿に進み出て参拝しました。

恐らく初詣にはそれなりの参拝者があったのでしょう、参道には



ソーシャルディスタンスを図らせるための白線が生々しく残されていて、こちらで有名な、撫でると御利益があるといわれている縁起物の『吉兆の大亀』も



撫でずに御祈願だけするように要請が出されていました。

神奈川県では、今日一日で838名の新型コロナウィルスの新規罹患者が出ました。今判明している罹患者は、恐らく昨年のクリスマス前後から忘・新年会あたりで「集うな」と言われていたにもかかわらず根拠の無い自信を以って集ってはしゃいで飲み食いした堪え性の無い人たちでしょうから、今日からの緊急事態宣言の効果が現れるのは今月末くらいからになるのでしょう。

何度も同じ話になりますが、新型コロナウィルスは自助努力で防げる疾患です。今後も一人一人が節度をもって、しっかりと防いでいきたいものです。
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七草粥と二度目の緊急事態宣言

2021年01月07日 19時26分25秒 | 日記
今日は七草の日です。正月の御馳走でダラケた胃腸をいたわるべく春の若菜を入れたお粥を食して、通常モードに備えるという意味合いがある日です。

たまプラーザのイトーヨーカドーにも



春の七草を集めた七草パックが売られていました。

私もこれを買っていってもよかったのですが、帰宅してから調理を始めるとかなり遅くなってしまうことの想像がついたので



こちらの手抜きタイプ…基、カップタイプの七草粥を購入しました。

ところで再三報道があった通り、今日夕方に政府から東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の一都三県に対して、新型コロナウィルス感染拡大阻止に向けての2度目の緊急事態宣言が発令されました。そのことを受けてか、店内には





巣籠り需要を見越したであろうレトルト食品やカップラーメンが山のように積んでありました。

恐らく、昨年春の緊急事態宣言発令下の状況を鑑みたのでしょう、インスタントラーメン売り場には



『お一人様10点限り』と釘が刺されていました。まぁ、こうでも書いておかなければまた浅ましい争奪戦が繰り広げられることでしょう。

青葉区あざみ野や美しが丘といえばハイソサエティな高級住宅街の代名詞のようなお土地柄ですが、それでも何か事が起こる度にここの住民は自らその化けの皮を剥がしてきました。東日本大震災直後のガソリンの奪い合いや記録的大雪の時の不必要な食料品の買い占め、また去年の新型コロナウィルス蔓延に対する緊急事態宣言発令下においての異様なまでのマスクの枯渇等、今までにもどれだけ浅ましい醜態をさらしてきたことか。

かつてのハイソな街も、今やこんな注意書きが掲示されるほどの下世話な街に成り下がったということなのかと、何だか寂しい気持ちにさせられたのでありました。

今日一日だけで、日本全国で7084名もの新型コロナウィルスの新規罹患者が出たようです。かつて1日あたりの罹患者数を3桁台で抑え込めていたことを考えると、如何に驚異的な感染者数であるかが分かります。

やはり今回の緊急事態宣言発令は必然だったのかも知れませんが、勘違いしてはいけないのはこうした事態に陥ったのは政府が悪いわけでもなければ自治体が悪いわけでもなく、ましてや医療従事者の皆さんが悪いわけでもありません。一番罪深いのは、知らず知らずに新型コロナウィルスの蔓延に馴れて対策を軽視していた我々一般国民全員です。

そのことを肝に銘じて、明日からの緊急事態宣言下での生活を考える必要性に迫られています。関東一都三県に留まらず、日本全国民全員が今一度この災禍と向き合って、一人一人が自身で出来ることに取り組んでいかなければなりません。
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ランチトーストとハーフサイズワッフル@横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》

2021年01月06日 20時08分05秒 | カフェ
今日は音楽教室での仕事始めでした。ということで、横浜あざみ野の教室に出勤して《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。

ぎりぎりランチタイムに間に合ったので、今日は



ランチトーストのセットをオーダーしました。今日のランチはピザトーストです。自家製ピザソースで仕上げられた分厚いピザトーストは食べ応え十分で、胡椒の効いたセットのスープとの相性もバッチリです。

食べ終えて少し話に花を咲かせてから、ちょっとワッフルが食べたくなったので



ブラジルとハーフサイズの抹茶ワッフルを追加オーダーしました。

こちらの看板メニューであるクロワッサン生地のワッフルは通常2個で提供されるのですが、今年から全てのワッフルメニューにハーフサイズが登場しました。そのことによって、2個だとちょっと…という人にも1個であることによってより気軽にオーダーしやすくなりました。これはある意味画期的なことで、これによってより多くの人にこの美味しいワッフルを手軽に知ってもらえるのではないかと思っています。

3年目に突入して、尚も新たなことに取り組んでいる《雫ノ香珈琲》の今後が楽しみです。
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宇賀弁財天御鎮座

2021年01月05日 16時45分25秒 | スピリチュアル
正月五日目の今日、我が家に新しい仏様…というか神様が鎮座坐しました。それが



八臂弁財天です。

弁財天というと一般的には



七福神の中にいる、琵琶を携えた『妙音弁財天』という姿を思い起こされる方が多いのではないかと思います。一方、今日我が家に新たに御勧請したのは



ヒンドゥー教の女神サラスヴァティの姿を彷彿とさせる八臂弁財天です。琵琶を携える優美な妙音弁財天と違い、八臂弁財天は剣や弓矢、棍棒、鉤といった武器を携えた物々しい姿をしています。

そして頭上には



蛇身に翁の頭をもつ宇賀神を戴いています。このことから『宇賀弁財天』と呼ばれることもあります。

かつて私はスピリチュアルな能力をもった方に

「貴方には白蛇様がついていますね。」

と言われたことがありました。それで考えてみたら、今までにも様々なところでこの宇賀弁財天と巡り合うことがあり、その頃から興味をもっていました。その弁天様を、遂に我が家にお迎えすることができたのです。

最初の写真のまま仏壇にお祀りすると他の仏様方とのバランスが良くなかったので、一番下にある台を先にいらした不動明王に譲っていただいたところ



無事に我が家の仏壇に収まって頂くことができました。これで、我が家の仏壇がまた一つ充実しました。

オン ソラソバテイエイ ソワカ
(宇賀弁財天御真言)
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今頃になって年賀状書き

2021年01月04日 20時26分10秒 | 日記
今日も穏やかに晴れた空の広がる、気持ちのいい一日となりました。

今日はとにかく外に出ないで、我が家で過ごすことにしました。なので、折角の時間を有効に使うべく、



もらった年賀状の返事を書くことにしました。

特に今年は、昔の生徒たちからの嬉しい知らせが書かれたものが多く見受けられました。大学受験に合格した子、お子さんが進学する子、就職が決まった子、転職先が決まった子…様々な人生の分岐点に立った様子が知らされました。

こうしてみると、何と長い期間音楽教育に携わってきたことかと、今更ながら気付かされます。何しろ、当時は幼稚園児だったり小学生だったりした子どもたちが、今では立派な社会人になったり人の親になったりしているのですから…。

改めて自身の来し方を振り返りつつ、正月も四日になった今頃になって生徒に年賀状の返事を書くというだらしなさを発揮していることに、我ながら苦笑いの浮かぶ思いがしたのでありました…。

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伊勢原大神宮へ初詣

2021年01月03日 18時28分38秒 | 神社仏閣
今日も晴れ渡った、気持ちのいいお天気の一日となりました。そんな中、今日は知り合いの方に誘われて伊勢原市にある伊勢原大神宮に参詣することにしました。


伊勢原大神宮は、江戸時代にこの辺りを訪れた伊勢からの旅人が地下の水音を聞いて霊験を感じ、故郷伊勢神宮内宮の天照大御神と外宮の豊受大御神をこの地に勧請したことに始まります。伊勢原の地名も、この御社に由来します。

石の鳥居をくぐると



そこそこの人数の参拝者の向こうに、銅板葺きの拝殿が姿を表します。向かって右が外宮、左が内宮なので、本家伊勢神宮に倣って右の外宮から参拝します。

内宮の前には



今年の干支である丑が描かれた大きな絵馬が奉納されていました。

内宮前の階段を降りた先には



新型コロナウィルス沈静化を願って疫病退散の幟が立てられていました。勿論



昨年話題となった疫病退散の象徴的存在であるアマビヱ様の姿もプリントされています。

参詣を終えてしばらく神域の空気感を味わってから



入口近くにある稲荷総社にも参詣しました。

いくら新型コロナウィルス対策で出歩かないようにと行政から要請されても、正月に初詣に行きたいという気持ちは誰しも変わらないようです。それでも、参拝者の何人かがマスクを装着していなかったことは気になりました。

昨日、関東一都三県の知事が菅首相に再び緊急事態宣言を発令するよう要請をしました。しかし、前回の緊急事態宣言の発令とその後の罹患者数の推移を見るだに、徒に行政から市民活動を制限することだけで新型コロナウィルスの蔓延を防げるとは思えません。

先ずは一人一人が正しい知識を持った上で、引き続きマスクの着用や手洗いの励行といった個人で出来る対策を徹底することを心がけましょう。
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久々の妻田薬師と金田神社

2021年01月02日 17時56分05秒 | 神社仏閣
今日もいいお天気の一日となりました。なので、朝早くに部屋の掃除をしてから散歩に出かけてみることにしました。

家からプラプラ歩いているうちに、何だか昔住んでいた辺りに行ってみたくなって向かってみました。

家から30分ほど歩いた妻田という地区まで歩いて



遍照院というお寺に到着しました。ここは俗に『妻田薬師』の名で呼ばれています。



本堂である薬師堂は、永禄12(1569)年に武田と北条との間で繰り広げられた三増合戦で焼け落ち、現在の建物は宝暦8(1758)年に再建されたもので、厚木市指定の有形文化財となっています。その隣には



幹周り約11m、樹高約22mにもなる、神奈川県指定の特別天然記念物である巨大なクスノキが聳えています。根元には大きな洞があり、三増合戦で武田に焼かれたと痕がのこっていると言われています。

その横には



鐘楼があります。

普段は撞けませんが、正月三が日には鐘が撞けます。ただ、鐘撞きをする際には



手指をアルコール消毒してビニール手袋を装着してからとなります。

鐘を撞いてから鐘楼の裏手にまわると、



弁天堂があります。こちらには七福神の中にいらっしゃる琵琶を携えた弁財天と、ヒンドゥー教に登場する女神サラスヴァティの姿に似た八臂弁財天とが祀られています。特に八臂弁財天は私が信奉している天部様なので、よくよく拝ませて頂きました。

ここまで来たら、かつて住んでいたところの御社にも参詣したくなったので、



金田地内の鎮守社である金田神社にやって来ました。



こちらには豊玉姫命(とよたまびめのみこと)が祀られています。かなり内陸の厚木市金田に何故に海の女神である豊玉姫命が勧請されたのか謎ですが、何はさておき久しぶりに参詣しました。

明日は今日より寒くなるようです。皆様、くれぐれも体調管理に留意なさってくださいませ。
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