東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

山岡鉄舟の幟旗

2019-11-07 | イベント
  山岡鉄舟直筆の幟旗がお披露目される。
  普段は足立区の郷土博物館に保管されているけど
  十数年ぶりに地元に帰ってこの日一日だけのお披露目と。
  こんなスーパーローカルネタにたくさんの人たちが集まってきました。


  

     場所は自転車で10分くらいの「興野(おきの)」というところ、このごろは足が遠のいています。
     昔の農道、畦道がそのまま道路になったところであっちへ曲がりこっちへくねっていて
     マップを見ながら走っていたら「あ、ここ知ってる、ここもよく来た」といろいろと思い出しました。
     やっと着いたらたくさんの人でびっくり、鎮守様のお祭りみたい。




  

     境内一杯に並べられた大きな幟旗、この神社のために書かれたもので
     長さが11mになるそうで今では人手不足でなかなか掲げられない。
     10月22日の予定が台風で延期され11月4日にお披露目となりました。




  

     「奉納三社御祭禮
     明治二十年九月吉辰 興埜村氏子中  正四位山岡鐡太郎」、と書いてあるそうです。
     勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟の三人は幕臣として江戸無血開城の実現に関わり、
     また、雅号の「舟」の一致から、「幕末の三舟」と称されます。
     そして山岡鉄舟は剣・禅・書の達人としても伝わっています。




  

     大きな落款。
     当時の男子の平均身長が155センチ程度のところ、鉄舟はなんと188センチあったとか。
     鉄舟の没年は明治21年ですから、最晩年の書といえます。




  

     拝殿の前から鳥居の方を見ます、大きいですね11mの幟旗。




  

     もう一つ大きいものがありました。
     興野神社の大イチョウ、昭和50年(1975)に保存樹に指定された区内最大のイチョウです。




  

     拝殿はかわいいちんまりとした大きさ、彫刻なども探したけど目立ったものはありませんでした。




  

     拝殿の横にお囃子の皆さんが控えていたけど、
     いつになったら何が始まるのかさっぱり分からないのでここは切り上げ。




  

     裏の方へ廻ってみました、この神社も拝殿から奥の本殿へ渡る形ですが
     その本殿への階段の前にに狛犬さんが。
     暗くてイマイチな写真だけどロングヘアで顔は怖いですね。




  

     帰りにまた見上げてみました、鉄舟が書いた幟旗。
     ま、秋の鎮守様のお祭りみたいと言われればそうだけど鉄舟は喜んでいるのかな。

     私は芸術には疎くて利いたような口は叩けないけど
     なぜあの鉄舟がこんな田舎の神社の幟旗を書いたのでしょうね。
     ヒマだったからではない、何かの縁があったのでしょうか。

     興野神社は古くは氷川神社で祭神は須佐之男命(スサノオノミコト)、
     昭和9年(1934)に社号を興野神社に改めたとされています。
     まだあちこちに氷川神社があるのかもしれないですね。

          data: EOS5DmarkⅡ/EF17-40 1:4 。 撮影 11月4日  足立区・興野神社
          
コメント (2)
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