ある日のこと木立の中を分け入ったら
ヤマユリが一株きれいな花をつけていました。
そう言えば去年もここで見たのかな、
見る者は忘れても花はちゃんと咲いていてくれました。
ヤマユリ(山百合) ユリ科ユリ属。
ヤマユリは日本原産のユリの1種です。
山地に咲くことから山百合と、
日本に咲くユリの中では最大級の花です。
花径は20センチくらいあり、大形です。
花の色は白く、花被片の先端が反り返るように横向きに咲く
鱗茎は食用のユリ根になり、別名"料理ユリ"とも呼ばれています。
ヤマユリの鱗茎は縄文時代から既に食用されていました。
東北から近畿の山地に自生する球根植物です。
1年に1つずつ花を増やす、
といわれ、長年たった株はたくさんの花をつけ見事です。
ヤマユリの花言葉は「飾らぬ美」「飾らない愛」、、、など。
ヤマユリは山野草であるので夏の山地の茂みの中から顔を出します。
ただひっそりと、ありのままの姿で、誇らしくも咲く姿が、
この花言葉の意味につながったのでしょう。
園芸や切り花の世界で「ユリの女王」と呼ばれています。
純白で大輪の「カサブランカ」はヤマユリから作出された園芸品種です。
アジサイも終焉の時を迎えました、
わずかに残ってひっそりと咲く「伊豆の踊子」。
そして「城ケ崎」、
長い間きれいな花を見続けさせてくれました。
山深い渓流のそばみたいなところで咲いています、
きっとこの場所がよかったのだろう思って見ていました。
来年もきれいな花を咲かせてくれることを願って・・・。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 7月8日 向島百花園