人々は野党に失望しました。
しかしこの失望が自公にとって有利になりました。
自公を批判する人は選挙に行かず、自公を支持する人は選挙に行きます。
自公が圧勝するのは当然です。
棄権せず、自公に反対する野党に投票して自公を牽制するくらいの自公批判力を持つべきです。
戦前戦中の人々のように、時の政権に操られ、戦争に駆り出され、殺されます。
安倍内閣がこわい、自公がこわい、政府がこわいと思い、おとなしくしていれば何とか自分の生活を守れると思って自分を殺していると本当に殺されてしまいます。
6月6日午前、日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター燃料研究棟で作業員4人が被曝した事故がありました。
詳細がわからなかったのですが、少しずつ情報が公開されているようです。
この施設は廃止の方針が決まっていました。
そこで施設に大量にある放射性物質保管容器の中身の確認作業を進めていました。
被曝した彼らがやっていた作業は、1991年にプルトニウムとウランなどの酸化物をポリ容器に入れ、そのポリ容器を二重のビニール袋で包み、大きさ10cmぐらいのステンレス製保管容器に入れたまま26年間放置してきたものの中身を確認することだったそうです。
一人の作業員が分析用作業台に保管容器をのせ、保管容器のふたを開けたところ、突然、容器の中にあったビニール袋が破れ、中にあった放射性物質が飛び散ったそうです。
ビニール袋の中のポリ容器がすでに破壊していたか、保管容器のふたを開けたとき破壊したかはわかりません。
作業台は密閉系の作業台ではなく、開放系だったそうです。
要するに彼らは保管容器のふたを開けたときビニール袋が破れ、放射性物質が飛び散ると想定していなかったようです。
事実が報道されているかまだわからないのですが、26年間の間に放射性物質の影響で、ビニール袋の内圧が上がっており、保管容器のおかげで破裂をまぬかれていたが、保管用容器のふたを開けたことで内圧に耐えられず、ビニール袋が破れたと考えられます。
この事故で少なくともわかることは放射性物質の長期保管が容易ではないことです。
放射性物質にも変化が生じているし、周辺にも変化が生じています。
この保管容器は、開けないで放置しておいたら永遠に安全とは言えません。
長期保管に耐える保管容器ではなかったと思います。
ポリ容器もビニール袋もステンレス製保管容器も破壊し、放射性物質が漏洩すると考えるべきです。
26年間も放置してきた放射性物質保管容器を人間が接近して開けることは危険と考えるべきと思います。
政府は大量にある放射性廃棄物を地中深く永久保管すると気軽に言いますが、変化を予測できていません。
放射性物質の危険を知らないだけでなく、地殻変動など地下の変化も知りません。
科学に無知な政府が、いわゆる「政治的判断」で原発は地球温暖化防止にいいと言って稼動を続けることは恐ろしいことです。
原発は地球温暖化防止にいいという判断すら誤りです。
原発から出る温排水は厖大で、海水温を上げます。
地球温暖化の原因になります。
原子力科学者・技術者は、原子力実用化を進めたいと思いますから、人命を軽視して原子力利用を重視します。
人命を重視する科学者・技術者は原子力推進派に負けない声で、原子力利用の危険性を主張すべきです。
今後は放射能被害が増える一方だと思います。
回復不可能になる前に原子力利用を止めなければなりません。
原子力の基礎研究を否定しません。
原子力利用は、安全が確認できるまで待つべきです。
原発を運転しながら安全を考える手法は非常に危険と言うことを、これまでの原発事故は教えています。
原発を稼動して人が住めない地球にするなど、大馬鹿のやることではないでしょうか。
東京電力福島第一原発(事故原発)周辺は、人が住めない地球の見本と知るべきです。
エネルギーの専門家らでつくる「21世紀の再生可能エネルギーネットワーク」(本部フランス)の調査によると、2016年末、水力発電を含む世界の再生可能エネルギーの発電能力が20億キロワットに達したそうです。
これは世界全体の発電能力の25%になるとのことです。
再生可能エネルギー技術はむずかしいと思われていましたが、人類の果敢な挑戦のすごさに驚きます。
2016年に建設された世界の再生可能エネルギー発電設備容量は1.6億キロワットで前年比9%の伸びだったそうです。
太陽光発電が47%、風力発電が34%だったそうです。
アメリカは炭酸ガス排出規制に関するパリ協定から離脱することを決定しましたが、アメリカの多くの州や会社は国の決定に反対し、国を無視して再生可能エネルギーを重視すると言っています。
ヨーロッパはすでに再生可能エネルギー重視です。
フランスは原子力発電の多さで有名ですが、すでに原子力を縮小する方針を決め、再生可能エネルギーを重視します。
再生可能エネルギーの発電コストは高いと言って、火力発電と原子力発電に執着する日本は、再生可能エネルギー技術開発において先端を行っているのに実際の利用において時代遅れになる恐れがあります。
火発・原発を生産している会社が国策会社として国から重視されてきたこと、国策会社が経済界で威張ってきたことがエネルギー分野において日本が保守的になっている原因と思います。
今話題の東芝はその国策会社の一つですが、原発事業で大失敗をし、破綻の恐れがあります。
従業員のことを思うと破綻は大問題ですが、日本のエネルギー事業転換のきっかけとなるなら不幸中の幸いですが、どうもそうならないようです。
東京電力福島第一原発事故は恐怖でしたし、今も事故原発は処理処分が進まず恐怖です。
この事故で普通は原発は廃止となりますが、日本では何と原発再稼働となりました。
いろいろと問題が指摘されるようになったエネルギー技術に執着することは時代遅れになる原因です。
人間の体だけでなく、技術にも新陳代謝が必要です。
火発・原発は地球環境を破壊します。
火発・原発に執着すると国は確実に老化します。
すぐ安倍内閣が総辞職することを希望します。
すでに日本全体に悪臭が広がっています。
安倍内閣でいいと言う自公も完全に腐敗しています。
自公以外に政治を担当できる政党がないと考えると、自公は思い上がって人々を馬鹿にし続けます。
人々を無視し、自公にとって都合がいい政治を続けます。
自由平等社会は崩壊します。
まずは自公を潰し、次の混乱を恐れず、混乱の中から新しい政治家が誕生、成長することを期待することが人々のとるべき行動と思います。
人々は自公に期待できないことを悟るべきです。
(注)
自公は放射能汚染を防ぐことができるか。
自公は平和を維持できるか。
自公は借金政治から脱却できるか。
自公は貧困層拡大を防ぐことができるか。
自公は自由平等社会を維持できるか。
人類が石炭、石油、天然ガス、木などの可燃物を燃やしすぎていることは明白です。
特に近世産業革命がおこってからエネルギー需要が急増し、手当たり次第に可燃物を燃やしてきました.
それでもまだ石炭、石油、天然ガス等があるのでその蓄積量に驚きます。
しかし数億年、あるいは数十億年かけて蓄積した可燃物を近世数百年で消費するのは誰が考えても危険なことです。
人命が環境の急変に対応できないという問題が大きいからです。
したがって世界が炭酸ガス排出量を大幅に減らそうと工夫努力することは正しいことです。
人口に比して炭酸ガス排出量が非常に多いのは先進国です。
したがって先進国が厳しい排出規制を受けるのは当然のことです。
今回、突出して一人当たり炭酸ガス排出量が多いアメリカがパリ協定を離脱すると決定したことは大きな誤りです。
開発途上国の排出規制が甘く、アメリカの排出規制が厳しいのはアメリカの人々にとって不公平と言いますが、一人当たりで見たアメリカの排出量が突出して多いのは開発途上国の人々にとって不公平です。
開発途上国の排出規制が甘いことが不満ならアメリカは炭酸ガスを排出しないエネルギー技術の開発を急ぎ、できるだけ早くその技術を開発途上国に採用してもらって開発途上国も排出を先進国並みに減らしてもらうことです。
この程度の常識が通用しないことはアメリカの世界指導力が低下した証拠です。
アメリカには思考がすぐれた人が多いと思います。
彼らが頑張ってアメリカを常識に戻すことを期待します。
直視することができないほど太陽は厖大なエネルギーを出しています。
近年太陽エネルギー利用技術は急速に発達しました。
日本の経済界が、新エネルギー技術を開発し応用することで経済を発展させると発表し、一斉にアメリカを批判しました。
トヨタがルーフに太陽電池パネルをとりつけた乗用車を発表しました。
日本の自動車会社は省エネルギー車、新エネルギー車の開発実用化で世界の最先端を走り続けてほしいと思います。
珍しく日本の経済界は前向きと思いますが、原子力に依存すると言わないことを祈ります。