今話題の学校法人森友学園ですが、籠池泰典理事長の影響だと思いますが、古い国家主義に基づく教育方針を持っています。
その方針を籠池理事長は別に隠さず堂々と主張して教育施設を運営しています。
賛同して子供を預ける親がいて経営が成り立っている訳ですから別に問題はないような感じがします。
ところが今年4月に開校を予定している小学校が大問題になりました。
国有地を買って施設を建設しましたが、10億円弱の評価額の土地を、土壌汚染を理由にして1億円ちょっとで買ったそうですから籠池理事長はものすごい交渉力を持っている人です。
しかし、除染が実行されたかどうかですが、校舎建設で出た汚染土は、同じ敷地内に埋め戻したのではないかとの情報が流れています。
校舎はできているのに土壌は汚染されたままのようです。
森友学園としては非常に少ない資金を用意するだけで小学校を開校できます。
要するに国は騙されたようです。
(注)事実なら犯罪があったということになります。
籠池理事長の交渉力ですが、安倍晋三夫妻の名前が利用されたようで、何と安倍夫人が名誉校長になることになっていました。
入学者の募集には小学校の名前として「安倍晋三記念小学校」が使われたそうです。
とすると、土地の交渉のときから安倍夫妻の名前が利用されたことは明白です。
二人は無断で名前を利用されたのでしょうか。
安倍晋三記念小学校という校名は別の名称になったが、いろいろな場面で利用されたことはどうも承知していたようです。
二人は籠池理事長の思想に賛同していたと思います。
小学校の名前は「瑞穂の國記念小學院」と言います。
使っている言葉と漢字を見ればわかるように戦前復古です。
現代の日本人を代表しているという思いの安倍夫妻であったら、このような復古的思想には賛同しませんが、つまり名前が利用されることに反対しますが、安倍夫妻は反対しませんでした。
安倍夫妻は総理夫妻としてではなく、安倍夫妻として、つまり個人的に籠池理事長に賛同したということだと思いますが、安倍晋三氏は元総理であり、また現職の総理ですから安倍氏の職位の力が籠池理事長によって交渉に利用されたことは明白です。
国側の交渉人は総理職の圧力を感じながら交渉したと思います。
安倍夫妻は自分で圧力をかけたことはないかもしれませんが、名前を利用されれば間接的に圧力をかけたことになります。
その程度のことすら知らなかったと言うなら無知の罪を問われても仕方がありません。
安倍晋三内閣の総辞職を希望します。