久しぶりに起振車で震度6強を実験しました。
私の体力が劣ったこともありますが、起振車の性能もよくなったのでしょう。
予想より揺れが激しく、起振車で骨か筋肉を傷めるのではないかと思ったほどです。
震度6とは這って動ける揺れ、震度7とは這っても動けない揺れだそうです。
恐らく都市部が壊滅する地震は震度7以上でしょう。
大地震が来たらどうこうするという情報はほとんど役立たないと思います。
その場に自然にうずくまるか倒れこむでしょう。
体は大揺れに翻弄されているでしょう。
したがって大地震が来ても安全な住宅や町をつくることが大事です。
住宅については、その構造の耐震性を上げ、さらに部屋の中に重いものを置かないことです。
大地震ではものは重くても飛ぶそうです。
家具は、現在市販されている家具転倒防止グッズはあまり信頼しない方がいいと思います。
ちゃんとリフォーム店に依頼して取り付け家具に換えるべきです。
道路については、上からの落下物、横から転倒してくるものが危険です。
道路に沿って存在するブロック・石塀、電柱電線、老巨木、住宅の瓦屋根、事務所の窓ガラス、タイル外壁、看板などは非常に危険で、もっと法規制を厳しくしてもいいと思います。
自動車がよく通る道路については頑丈なガードレールが必要です。
歩道が15cmぐらい高くしてあるだけでは操縦不能に陥った自動車が歩道に突っ込んでくることを防ぐことはできません。
消防署の防災に関する講演を聞きますと、あれが危険これが危険と危険の御題目ばかり並べています。
ところが中央・地方政府は地震に弱い危険な住宅や町を放置しています。
お金がなくても出来ることがいっぱいあるのにやりません。
業者は法規制や行政指導は経済を阻害すると主張します。
しかし、技術を制限する面はありますが、別に経済を阻害する訳ではありません。
危険な技術をやめ、安全な技術に変えてもお金は動きます。
安全より既存業者の既存収益手段を尊重するような政治はもう止めるべきです。