多摩川の上流
子供達が水遊びできる浅い清流のある町は私もいいなと思います。
ところが神戸市灘区にある都賀(とが)川は、7月28日市の北の山地に短時間大雨があり、そのため10分間に1.3mも水位が上がったそうです。
大勢遊んでいた子供達のうち3人が流されて亡くなってしまいました。
子供達が水遊びできるように整備した川で子供達が死ぬ。
こんな悲しい出来事があるでしょうか。
都賀川の鉄砲水は過去にもあったそうです。
鉄砲水にならなくても、危険を感じるような水量になったことは何回もあったと思います。
市役所にも町の人々にも危険を感じる人はいたと思います。
しかし水遊びで子供達を楽しませることが優先し、危険を忘れてしまったのでしょう。
都賀川に限らず、すべての川は危険と考えるべきです。
都賀川の悲劇は、普通の川を、水量が少ない時の状態を見て、子供達の水遊びの場として設計し、宣伝したため起こりました。
これは神戸市の失敗です。
いつでも安全な水遊びを目的とするなら人工的な川を設計すべきです。
都賀川上流で一定の水量をとり、安全設計された水遊び用の人工的な川に流すようにすべきです。
普通の川については、危険であることを教え、遊ぶ場合は用心して遊ぶよう指導すべきです。