ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

相場の大波にも防波堤が必要

2008年10月30日 | Weblog


政府も人々も大波は危険と思って大きな予算を組んで防波堤をつくるのに、どうして相場の大波には防波堤をつくらないのでしょうか。
政府も人々も投機を肯定しているからです。
相場が上がりつつあるときは政府も人々も、景気がいい、儲かると言って喜びます。
相場の上昇を経済成長などと言ってもてはやします。

そして今回のようにバブルが破裂して相場が急落すると、政府も人々も青くなって、景気対策だ、実体経済への悪影響を防げと叫びます。
「防げ」とは相場の大波にも防波堤をつくれという意味ではないでしょうか。

もう少し政府も人々も賢くなるべきと思います。
特に政府は馬鹿をやっては税金を使うという馬鹿をやってはいけないと思います。
納税者の迷惑です。

政治を担当している自民党・公明党は投機的と思うのですが、その自民党・公明党を支持している人々が多いことを見ますと、やはり人々も投機が好きだと思います。
それなら今回の相場の急落ぐらい平気な顔をしているべきです。

住宅関連会社の信用を重視しよう

2008年10月24日 | Weblog


金融危機で人々の節約意識が高まっていますから一生で一番高い買い物である住宅は真っ先に買い控えの対象になると思います。
住宅関連会社の破綻が増えると思います。

住宅関連産業には非常に多くの会社が存在し、政府や産業界自身の業界管理はいい加減でした。
この産業界は政治献金をよくするのか、国会議員がいい加減で、政府による規制、監督、指導が甘くなっています。
したがってこの産業界はいい加減な会社が多いという印象を人々に与えてきました。
よい住宅を提供するという理想が低く、利益を上げるという欲深さが目立っています。

今回の金融危機で理想なき会社が消えるはいいのですが、反対に比較的理想が高かった会社まで、収益に苦しんで理想を失い、理想なき会社に堕落するのではないかと心配です。

自動車は性能、燃費のよさ、安全性、スタイルなどが厳しく評価されます。
その結果、信用のない自動車関連会社は存在しえません。
住宅は自動車以上に高い買い物ですからもっと厳しい目で批判されるべきです。
貧乏だからいい加減な住宅でもしょうがないと思うと、信用なき住宅関連会社がいつまでも暗躍することになります。

産業界からの政治献金が規制されていない現状では政治の改善はむずかしいと思います。
住宅を買う人が信用を重視して住宅関連会社を厳しく選別するようになれば住宅関連会社も理想を高めざるをえないと思います。

貧乏人を減らす政治が必要

2008年10月21日 | Weblog


現在でも日本は消費しすぎの状態だと思います。
したがって物価が上がると消費が減ります。
すると供給過剰になって物価が下がります。

今年経験した物価の上昇と、続いて起こった下落は日本の節約しろ(節約可能な部分)が大きいことを証明しています。
もちろん節約しろのない人がいることは事実ですが、全体を見ると日本は消費しすぎです。

今回の金融危機による経済収縮は、消費しすぎを是正することに活用するといいと思います。
問題は貧乏人ですが、政府はこのような人を減らすことに注力すべきです。

よく政府は経済成長が必要と言い、人々は景気をよくせよと言います。
恐らくこの発想は、昔経済成長によって貧乏人が減った経験から来ていると思います。
しかし、近年の経済成長では貧富の格差が広がったことを思い出すべきです。
近年の経済成長では一部の人が頑張ることで全体の経済成長を達成しましたが、多くの人々が貧乏になったという事実があります。

昔は経済は日本が一人勝ちでしたが、近年は国際競争が激しくて一人勝ちどころか、何とか経済収縮を免れたというような経済成長でした。
このような条件下でしたから日本の国内も競争が激しかった訳です。

今後はどうでしょうか。
国際競争はもっと激しくなると思います。
したがって政府や人々が経済成長を重視するだけでは貧乏人は増える一方です。
やがて一部の人の頑張りは限界に達し、日本全体が大きく経済収縮を始めます。
みんなが元気がないため日本全体も元気がなくなります。

多少の経済収縮は我慢しながら政府が貧乏人を減らす政治を行った方が、みんなが元気で日本全体も元気であり、仮に経済が収縮したとしてもその度合いが小さいと思います。

貧乏人を減らす方策は最低賃金の改善、就労の安定化、新しい仕事の創出です。
事業家には多少の社会性を要求することになります。

現在の政府が考えている景気対策は、定額減税の考えに見られるように、かね回りをよくすれば貧乏人が減ると期待するだけで、貧乏人を減らせるという見通しは得ていないと思います。

自分のことは自分で考えなければならない場面が増える

2008年10月18日 | Weblog


新聞テレビは毎日株が下がった上がったと報道し、経済混乱を強調しますが、今のところ概して人々の生活は安定していると思います。
人々が生きるのに必要なもの・サービスが供給されているからでしょう。
しかしこの供給がどうなるかが心配です。

金融危機でかね回りが悪くなっていますから普通の会社の倒産が増えるかもしれません。
しかし恐らく経営が悪い会社から倒産していくと思います。
経営がいい会社は、いったん収益が減っても、人々が必要としますからやがて収益はよくなると思います。

食糧危機、資源・エネルギー危機、地球環境危機など世界規模で進行している深刻な問題は、早めに対策を講じることが重要と思います。

しかし日本が世界の状態を変えることは容易ではありません。
危機を想定して日本は自立をもっと考えるべきと思います。
特に農業の復活は重要と思います。

ところで個人が日本の状態を変えることも容易ではありません。
やはり危機を想定して個人は何をすべきかと考えることも重要です。

会社員だった父が、戦後、家族のため、農地を開墾し、また川に魚などをとりに行っていたことを思い出します。
あの時代ほどひどくなることはないと思いますが、自分のことは自分で考えなければならない場面が増えると思います。

金沢八景の称名寺

2008年10月14日 | Weblog

称名寺の池泉庭園と金堂 広大で遠望が美しい庭園です。

行きたいと思っていた称名寺および金沢文庫に昨日初めて行ってきました。
称名寺は有名な割には管理が悪いとの印象を受けました。

表門から山門までの参道の両側は貧相な店や住宅が建っており、寺の雰囲気を破壊していました。
しかし山門の中は広大な池や森林が保存されていました。
とは言え、金堂は階段や回り廊下をコンクリート板で補修しており、近くで見ると上の木造との調和が悪く、寺の苦しい経済を感じました。
重要な文化遺産でありながら経済的に限界がある宗教団体が管理するという無理が出ています。

称名寺の元は北条実時が建てた持仏堂と言われています。
子の顕時、孫の貞顕の代に堂塔伽藍が増え、盛大な寺になりましたが、鎌倉幕府滅亡とともに衰退したそうです。
しかしその後も権力者から保護を受けましたので数多くの仏像、仏画、書などが現代に伝わりました。
昔は海に囲まれた丘の上にあり、非常に美しいところだったそうです。
今は海の埋め立てが進み、住宅の波が押し寄せ、寺域だけが昔の雰囲気を残しているそうです。

昔の金沢文庫がどこにあったかわからないそうです。
山門を入ると左手に小高い丘がありますが、その丘に昔から隧道(トンネル)がありました。
そのトンネルの向こう側と推定されています。
そこで現在の金沢文庫は昔のトンネルの向こう側に建てられています。
今は昔のトンネルは通行禁止になっています。
その代わりに新しいトンネルがその左側にあります。

金沢文庫には称名寺に伝わった仏像、仏画、書などが保管されています。
残念ながら本好きの北条実時らが集めたり読んだりしたと思われる文書は現代に伝わっていないそうです。

輸入品の国産化を考える形で不況対策をやるといい

2008年10月11日 | Weblog


今回の世界不況は長引くとの予測が強まっています。
とすると海外投資、輸出で収益を上げることがむずかしくなります。

これを機会に輸入品の一部を国内で生産するようにし、国内産業の維持をはかることが重要と思います。
政府が、景気対策を重視して本来消えるべき会社の延命を図ることは望ましいことではありません。

炭酸ガス問題、燃料価格上昇問題などを考えますと地球の裏側など遠方から輸入するようなことは次第に減るでしょう。
日本で生産する体制を見直すべきです。

具体的には農林業の復活が重要と思います。
復活させても食料の自給率はそれほど向上しないと思いますが、仕事が創出できることは非常に大きな効果です。

経済縮小に伴い、失業の恐怖に苦しむ人が増えますが、政府主導で農林業を復活させることは安心を人々に与えます。

現時点では輸入の方が経済的と思いますが、消費者である私達は、国内の農林業を育てる気持でちょっと高い国産を買うようにすることは、国内農林業への間接的投資になります。
下手なマネーゲームでプロの餌食になっているよりはるかに有益な投資と思います。

鈍感と怠惰は疲れた社会の特徴

2008年10月07日 | Weblog


大阪市の雑居ビルの火災で大勢の人が死んだニュースを聞くと、どうしてそのような危険なビルが放置されていたのかと思います。

問題を起こした雑居ビルは大勢の人が利用しています。
雑居ビルの周りのビルも大勢の人が利用しています。
雑居ビルには管理者がいます。
その消防設備を検査している会社があります。
雑居ビルのある地域を管轄している消防署や警察があります。
地域の都市計画を担当している市の部署があります。

それなのに誰も雑居ビルの危険性に気づかなかったこと、問題にしなかったことが問題です。

この鈍感あるいは怠惰はすべての都市部に蔓延しています。
政府も人々も仕事や生活に疲れてしまって正常な感性知性が作動しなくなっています。

動き回ることをやめて思い切って休息をとると疲れがとれるのではないでしょうか。

経済成長の夢から覚めない政府

2008年10月04日 | Weblog

静岡県御前崎の灯台

炭酸ガス排出を半減したいと言っているのに外国人観光客を年間900万人から2000万人にしたいと政府は言います。
新設された国土交通省観光庁の仕事は外国人に対する広報宣伝だそうです。

外国人観光客はジェット機で来ます。
ジェット機は非常に燃費の悪い輸送機器です。
従来は時間を買うと言ってジェット機を評価しましたが、人生息せき切って急いでも空しいとわかった今、時間を買うという概念は時代遅れです。
無駄なことをやめてのんびり行こうというのが現代流です。

フランスを訪れる外国人観光客年間8000万人という数字に驚くことはないと思います。
フランスはフランス、日本は日本と考えればいいと思います。
観光で外貨を稼ぐという考えは永遠性がないからです。

数十年で石油がなくなると予測されていますからジェット機は減り、外国人観光客は減るでしょう。
今さら外国人観光客を当てにしてホテルなどに投資すると失敗する確率が高いと思います。

観光についてはまず日本人が楽しめる日本づくりをするべきです。

住宅や町をもっと美しくするべきです。
非農業用地が虫食い状に広がっている農業地域は全然美しくありません。
農業地域の整備は農業が荒廃した日本にとって非常に重要です。

観光地は雑然とした開発をやめるべきです。
収益主義に走ると観光地の商業化が進み、雑然とした観光地になります。
このような観光地は日本人にとっても楽しいものではありません。

日本人にとって美しい観光地は外国人には異国情緒豊かな観光地になるでしょう。

経済成長ではなく、質の改善が重要

2008年10月01日 | Weblog


麻生太郎総理は経済成長を主張しますが、日本は一人当たりで見て世界平均の倍消費しています。
無駄使いが非常に多い国です。
経済成長を追求したらもっと消費し、地球の資源は不足し、環境は悪化するでしょう。
日本はもっと節約した方がいいと思います。

みんなが節約すると経済が縮小しますからどうしても収入が減る人が出ます。
貧富の格差が拡大します。
そこでどうやって貧しい人を普通にするかが政府の重要な課題です。
経済成長で貧しい人を減らす考えはすでに過去のものです。

人々が生きるのに必要なもの・サービスは何かと整理してみてはどうでしょうか。
実は量ではなく質ではないでしょうか。

わかりやすい例として住宅を考えてみましょう。
住宅は十分供給されており、量的不足は感じません。
ところが住みにくい住宅が非常に多いことが問題です。

貧しい人が多いから劣悪な住宅が多いことは当然である、で政治はいいでしょうか。
政府は低金利で貸してでも、補助金を出してでも劣悪な住宅をつくらせない考えを持つべきです。
劣悪な住宅の建設を黙認しておいて、後で、危険だから補助金を出すから建て替えろ、改修せよと言うのは変です。

日本に来た外国人はすべて日本の住宅の劣悪さと町の雑然としている様に呆れます。
経済水準が高いのにどうなっているのかといぶかります。
政府も人々も住宅や町に対する理想が低すぎます。