シドニーConulla海岸 シドニーの若い友人の会社のすぐ裏がこの海岸で、お昼はここでお弁当を食べたりするそうです。
中国、インドが、消費に目覚め、生活水準を向上させていることは喜ぶべきことですが、一方でエネルギーと環境をどうするのか心配になります。
もしこれらの国がアメリカを模範として消費するならば、エネルギー問題、環境問題は、人類にとって深刻な問題になります。
深刻になれば人類は新しい技術を開発して問題を解決するだろうと思いますが、解決するまでに苦しむ人の数は数十億人でしょう。
中国、インドは、まずは消費でアメリカに追いつけ、追い越せですから、省エネルギー技術、環境技術に注力する余裕はないでしょう。
しかし省エネルギー技術、環境技術が非常に重要になることは明らかです。
日本は、一人当り消費でアメリカの約1/2ですが、消費でアメリカに追いつく必要は全くないと思います。
反対に世界の関心が必ず省エネルギー、環境改善に向かうことを信じて省エネルギー技術、環境技術の開発に注力した方がいいと思います。
中国、インドを脅威と感じてこれらの国と同じ土俵で争うのではなく、これらの国がまだできない技術課題に取り組み、未来に備えるといいと思います。
もう一つ日本が取り組むべき課題は新しい生き方ではないでしょうか。
従来はアメリカの影響を受けてエネルギー多消費型生活が生き生きしていると考えたと思います。
大きいことを企画実行し、動き回っていることが生き生きした生き方と考えたと思います。
今は本当にそのような生き方がいい生き方か静かに考えるべき時ではないでしょうか。
生きるのに不必要なことをしても無益です。
不必要なことはしなくても生きることができます。
これまでの生き方は心の空しさまで物質的なもので満たそうとしてきたのではないでしょうか。
心を精神的なもので満たせば、不必要になる物質的なものは非常に多いのではないかと考えるべき時ではないでしょうか。
日本が省エネルギー型で環境にやさしい生き方を世界に示すことができたら、生き方の面でも世界は日本に学びに来るでしょう。