まず国が復興構想を考え、次に県に指示し、県はまた県なりに復興構想を考え、次に市町村に指示し、市町村はまた市町村なりに復興構想を考え、復興を企画実行することになると被災地の復興は数十年かかることになるのではないでしょうか。
人々は国、県、市町村の指示待ちでは生活も生産もできません。
人々は人々なりにどんどん復興を進めるのではないでしょうか。
そうする方が人は元気が出ます。
関東大震災の後の復興も結果的にそうなってしまい、都市計画どおりには全然行かなかったそうです。
市町村、県、国はこの人々の活力をうまく生かしてできるだけ計画的復興を行うよう工夫努力した方がいいと思います。
したがって復興予算は国がかかえ持っているのではなく、市町村が有効に使えるように早く地方に渡す仕組を考えた方がいいと思います。
地方分権が確立すれば有能な人材は地方に集まって来ます。
国が決めた構想を取り入れたら復興予算をつける、取り入れないなら復興予算をつけないと言って地方に国の構想を強制するようでは地方はよくなりません。