ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

地方自治体が指導力を発揮せよ

2007年04月30日 | Weblog
農地が住宅地化していますが、農地所有者あるいは土地所有者には美しい町をつくるという意識が乏しいようで細い農道の両側に家が建ち、何とか小型車は通れても中型、大型は通ることができず、歩くのも危険、引越しも不便、消防車も入らないなど、どうしようもない町になっています。

大手不動産会社が計画的に宅地造成をしない場合は、地方自治体が、町づくりに関する条例を持ち、農地所有者あるいは土地所有者の町意識なき勝手な住宅地化を制御すべきだと思います。
そうしないとこれから住む人も地方自治体も問題だらけの町に苦労することになります。

人々も地方自治体も町の再開発は容易でないことを認識すべきです。
農地所有者あるいは土地所有者の権利を尊重するなどと言っていていい問題ではありません。
実は安心して住む権利が軽視されていることを理解すべきです。

ツツジ

2007年04月27日 | Weblog


子供の頃、地方ですが、町の北側の丘陵地帯に広大なツツジ公園があって種々のツツジが植えてありました。
この季節ツツジ祭りがあって、家族は毎年出かけて行っておにぎりを食べながら一日楽しみました。
丘陵は起伏があったし、広場もあったし、松林の中にツツジが植わっていましたので、ツツジの花の色彩だけが強烈ということがなく、一日いても飽きない場所でした。

就職してからしばらく世田谷区にある社宅に住んでいましたが、あたりは高級住宅地で、散歩していますと、ツツジを生垣にしている家がありました。
この家はツツジを刈り込まなかったのでちょっと道路にはみ出していましたが、高さ1.5mぐらいに育ったツツジの列が白や桃色や赤紫色の花をいっぱいつけ、道行く人を楽しませてくれました。
あまりにも美しかったので道路にはみ出ていることなど何とも思いませんでした。

この思い出がありますので、私も今の横浜の家で生垣に10本ツツジを植えました。
しかしちょっと迷ってツツジ以外の木も混ぜて植えてしまいました。
それから土地も道路も狭いので刈り込みをしています。
その結果ツツジの見事さが出ません。

ツツジの生垣で統一でき、しかも刈り込みをしないですむような土地に住めたらいいのですが、都市部ではそのような家はまず不可能になりました。

人々が町の住環境を守るために行動

2007年04月24日 | Weblog

高知県東洋町甲浦白浜海水浴場(出所)東洋町観光協会

高知県東洋町は県の東端にある面積74k㎡、人口3400人の、室戸阿南海岸国定公園のちょうど中央部にある自然の美しい町です。
産業はポンカン、魚介類、観光などです。
ヒノキの人工林が多く、今後は林業も有望です。

ところがこの町の前町長が人々の意見を聞かず、原子力発電環境整備機構が進める高レベル放射性廃棄物の最終処分場の設置可能性を調査する区域に応募しました。
これには町の人々も仰天しました。

調査は第一段階で地質に関する文献調査だそうです。
前町長の言い分は、文献調査をしたからと言って本当に最終処分場になる訳ではない、報告書が出てから判断すればいい、文献調査でも応募すれば中央政府から補助金が出るから町の財政は助かるという現金なものでした。

前町長に原発に関する知識があったとは思えません。
お金がほしかっただけではないでしょうか。
機構はこのお話しは無理と思ったそうです。
それなのに機構は文献調査に向けた手続きを開始しました。
原子力行政担当の経済産業省から応募を受付けよとの指示があったのでしょう。
中央政府も機構もひどいものです。
室戸阿南海岸国定公園をどう思っているのでしょうか。

人々の反対強く、今回町長選挙になり、この応募の是非が争点になりました。
結果は、応募撤回賛成の候補者が圧倒的支持を受け、新町長に就任しました。

もし文献調査が始まり、補助金を受け取り、調査結果が最終処分場として問題ないとなったら、どうして町は第二段階のボーリング調査を拒否できるでしょうか。
中央政府は、最終処分場にしてもいいと思ったから応募したはずだと言い、補助金の食い逃げをするなら二度とこの町を信用せず、補助することもないと脅すでしょう。

何事も最初が肝心です。
途中で軌道修正することは容易ではありません。

高レベル放射性廃棄物の最終処分技術は未完成です。
原子力行政は今後原発をどうすべきか見直さなければならない厳しい状態にあります。
また町に最終処分場を建設すると、町は、自然が美しい町としてより、最終処分場の町として知られることになる覚悟をする必要があります。
放射性物質に汚染されていなくても汚染されているのでないかと疑われて何となく嫌な町となり、農林水産業、観光業は経営がむずかしくなるでしょう。
最終処分場の町に住みたい、来たいという人は少ないでしょう。

町の人々は正しい選択をしたと思います。
最先端技術産業がなくても農林水産業、観光業、農林水産業や観光業に関連した加工業などを企画改善すれば、生活に困ることはないと思います。
東洋町の生活が東京の生活と同じである必要は全くありません。
役所は借金で苦しんでいるようですが、その返済のため人々が愛する町を売るようなことがあってはいけません。

基地周辺の騒音公害

2007年04月21日 | Weblog


航空自衛隊小松基地(石川県小松市)の周辺住民1576人が国を相手取り、自衛隊機とアメリカ軍用機の早朝と夜間の飛行差し止めと、騒音被害に対する損害賠償などを求めた「第3、4次小松基地騒音訴訟」の控訴審判決が4月16日名古屋高裁金沢支部でありました。
裁判所は騒音被害を認め約12億円の損害賠償を国に命じましたが、自衛隊機とアメリカ軍用機の飛行差し止めは認めませんでした。
つまり町の住環境は全然改善されません。

冷戦時代は中国やソ連が武力をもって共産主義を広げる恐れがありました。
国内にも呼応する過激組織がありましたから人々の不安は大きかったと思います。

しかしソ連は崩壊し、その後誕生したロシアなどは自由主義国と交流するようになりました。
中国も、共産党一党独裁が続いていますが、自由主義国と武力で争うことをやめ、やはり自由主義国と交流を進めています。

日本政府は朝鮮(北朝鮮)政府の脅威を強調しますが、朝鮮政府は自分が滅ぼされることを恐れているだけだと思います。
過剰制裁で怒らせないかぎり別に脅威ではないと思います。
過去の犯罪は、朝鮮政府も日本政府もどちらも反省すべきです。
朝鮮政府は中国政府に見習って自由主義国と交流したいと言っていますから用心しつつも真に受けて交流した方がいいと思います。

したがって現代はかつての冷戦はないと思います。
戦争の恐れがあるから基地周辺の騒音公害は我慢せよというのは現代では説得力がないと思います。
日本政府の外交努力不足の結果苦しみ続けている周辺住民に深く同情します。

暴力を振るいやすくなっている

2007年04月18日 | Weblog


昨夜(07年4月17日)長崎市の伊藤一長市長が拳銃で撃たれました。
現行犯で逮捕されたのは長崎市在住の指定暴力団山口組系水心会会長代行とのことです。
撃った理由は、いろいろな情報があり、まだよくわかりません。

法律で暴力が禁止されているのに暴力団を政府が指定暴力団として公認している日本の社会制度は不可解です。

否定すると暴力団が地下組織になり、犯罪捜査がむずかしくなるので、公認して具体的に犯罪を犯したら犯罪者を逮捕するという考えをとっているのでしょうか。
あの人は暴力団員とわかった方が普通の人は警戒しやすいということでしょうか。
非常に恐ろしい存在で政府も手を出せないということでしょうか。
それとも暴力団は政治的存在価値があると政府は考えているのでしょうか。

普通の会社であれば社員が組織的犯罪を犯すと会社の存在すら否定され、会社解散に至ることがあります。
ところが暴力団団員の組織的犯罪は個人的犯罪として処理され、暴力団の否定になかなかなりません。

町に暴力団事務所などができると町に不安が走り、暴力団事務所反対の運動が始まります。
普通の人々は反撃されないかと不安をいだきながら反対運動をやります。

暴力団指定制度は「美しい国、日本」に反した社会制度ではないでしょうか。
政府が、あれは暴力団と指定したぐらいでは暴力を受ける不安は人々から消えないと思います。

家庭内暴力、学校内暴力、強者による社会的暴力、国権に基づく政府の暴力、・・・。
現代は政府も人々も暴力を振るいやすくなっています。
日本を美しい国にするにはその根本原因を探った方がいいようです。
人の心の中に潜む暴力肯定の精神を問題にした方がいいと思います。
政府は政府自身の暴力に対する甘さを問題にした方がいいと思います。

都市のあり方について提言してほしい

2007年04月15日 | Weblog


美しい国、日本という標語で登場した安倍内閣ですが、具体的な内容は漠然としています。
最近政府は美しい国に関する有識者による企画会議を開くそうです。

日本の自然は大変美しいと思います。
美しくないのは都市部の町です。
戸建住宅をつくれば住宅密集地です。
住宅密集地を再開発すれば集合住宅になり、さらに住宅密度が上がります。

東京や横浜のような既存都市は改善が非常にむずかしいと思いますが、これから発展する都市については東京や横浜のような町にしない決意が必要と思います。

この企画会議は会議をやっただけで終わる恐れが大ですが、何とか国民的関心を呼ぶ今後の都市のあり方、都市部の住宅地のあり方、住宅や町について新基準を大胆に提言してほしいと思います。

都市部の町とは言え、住宅間の空間を広くし、木の数を増やすようにしないと、乾いた生命感のない町になってしまうと思います。
集合住宅については、住宅数重視ではなく、住人の安心度を長期的視点で再検討すべきと思います。

住宅密度の上限

2007年04月12日 | Weblog


宅地の細分化が進み戸建住宅の密集地ができると、防災上危険ということで町の再開発が行なわれます。
その際の方法が限定的です。
開発業者が中心になって住人を説得し、戸建住宅を取り壊し、戸建住宅数より戸数の多い高層集合住宅を建設し、分譲し、利益を出し、この利益で戸建住宅居住者の住み替え費用を軽減します。
これは古い戸建住宅を耐震性、耐火性のある近代建築に換える方法として現実的ですが、新しくできた高層集合住宅での生活が楽しいかどうかが問題です。

住宅密度が上がります。
密度が上がりすぎると町の人間関係は希薄になります。
生活の場の人工空間度、生活の単調度は確実に上がります。

エレベーター、廊下は、長く、狭苦しく、玄関も中も画一的です。
上、両横、下の4方向で隣家と接しています。
大地から遠く、入れば閉じ込められた感じがする空間です。
開放的な空があると言ってもそこは自由に行けない空間です。
上の方に住む人は落ちる不安を感じるでしょう。
下の方に住む人は、暗さと狭苦しさと上から押さえられている雰囲気と何か物が落ちてくる不安を感じるでしょう。

高層集合住宅が地震や火災に強いかは何とも言えません。
上の方に住む人は逃げ場がない不安を感じます。
下の方に住む人は上から押しつぶされる不安を感じます。

高層集合住宅が古くなると大変です。
全体の修理も建て替えも、居住者全員で相談して決めなければなりません。
売ろうと思ったら意外に資産価値が低いことに悩まされるでしょう。

住宅密集地問題が高層集合住宅の建設で解決できるかは疑問です。
所詮よくないものはよくないものを生むのではないでしょうか。

つまり根本問題は宅地の細分化にあります。
防災上危険になるほど住宅が密集することにあります。
都市といえども住宅密度の上限を真剣に考えた方がいいと思います。

選挙は静かであった

2007年04月09日 | Weblog

横浜の新港に行く汽車道(昔の貨物の鉄道線路を残した遊歩道)(4月8日)

神奈川県知事選挙は投票率が50%に達せず、人々は県政から遠いとの印象を受けました。
町の住環境の悪化もアメリカ軍基地の存在も選挙の争点にならず、燃えない選挙でした。
大地震や戦争で大きな被害を受けるなど大問題が発生しないと人々は政治に関心を示さないということでしょうか。

神奈川県知事選挙

2007年04月06日 | Weblog


4月8日に神奈川県知事の選挙があります。

神奈川県は水、下水、ゴミ処分、電気、ガス、通信などの社会基盤が整備され、まずまずの県だと思いますが、美しい町づくりはできていないと思います。
住宅基準、町基準の改善が必要だと思います。

また沖縄県に次いでアメリカ軍基地の多い県で、横浜に住んでいる私の場合は、アメリカ軍用機が、空気を切り裂くような轟音を発して上空をよく飛ぶので非常に不愉快な思いをしています。
どこかの国から攻撃されるという不安があるなら日本政府はその国の政府とよく話し合って不戦条約を結べばよいことでいつまでもアメリカ軍基地を置いておく必要はないと思います。

この2点を問題にして誰に投票するかを決めたいと思います。

黄砂飛来

2007年04月03日 | Weblog

桜というとソメイヨシノの美しさを連想しますが、山桜も見事なものです。
山桜の種は概して発芽率が高く、種からの育苗が容易です。
日本の山に向いているのでしょう。

若い頃埼玉県所沢に住んでいたことがあります。
美しい武蔵野の雑木林をよく散歩しました。

ところがこの辺りは雑木林のほかに広大な畑も広がっていた所で、大地が乾燥した日、強風が吹くと土煙が空高く舞い上がり、住宅地域に吹き寄せてきました。
土埃は部屋の中まで入り、机も床も土埃でおおわれました。
このような広域を襲う土煙は経験したことがなかったので、私はすっかり驚いてしまって、所沢はとても人の住む所ではないと思い、約1年で転居しました。

中国の黄砂は西方に広がる広大な砂漠から吹き上げられて東に流れ、黄土高原を形成し、さらに中国の河北、朝鮮半島の空をおおい、海をこえて日本全土に飛来します。
所沢の生活に悲鳴をあげた私などはとても中国の黄土高原や河北には住めないでしょう。

この黄砂の飛来は巨大な自然現象ですから防ぐことは不可能でしょう。
しかし中国の黄土高原、さらにはその西方の砂漠の東端でも緑化に成功すれば、黄砂の飛来量を減らすことは可能でしょう。

東アジアは戦争の恐れがあると言って、各国軍備拡充に注力していますが、軍備拡充も戦争も全く生産性のない行為で、まことに馬鹿馬鹿しいことです。
文化の発達した21世紀、どうして各国が非生産的行為に貴重な税金を費やすのか理解できません。

日本は軍備拡充という馬鹿をやっている国の一つですが、せめて日本だけでも戦争放棄の憲法を思い出して、改めて日本は戦争しないと宣言して、東アジアを住みやすい地域にするため荒地や砂漠の緑化で協力し合おうと隣国に話しかけてもらいたいものです。
平和ボケを嘆く評論家が多いのですが、考えを変え、軍備拡充ボケを批判してもらいたいものです。