賭博および賭博場の開帳は刑法違反です。これは長年の経験知識からできた法律です。ところが財政不調を心配した菅総理は、昔から、カジノで金回りをよくし、もって税収を上げることに熱心でした。カネのことになると法を軽視する価値観の人だと思います。カジノ推進は彼だけの罪ではありませんが、彼の罪は重いと思います。彼の影響で林文子横浜市長や横浜市会までカジノづくりに熱心になってしまいました。今横浜市民は林市長のカジノづくりを阻止するため、カジノ反対運動や、林市長リコール運動を展開しています。菅総理だって総理職辞職せよ運動をおこされて当然の人です。
彼に政治資金規正法違反の疑惑が出てきましたが、別に驚くべきことではありません。昔、彼が金集めのために開催したパーティでお金を出した参加者に金額を書いていない領収書を渡していましたが、彼の法軽視の価値観をよく示しています。金額を書いてない領収書をもらって喜ぶ支持者がいることをよく知っています。法重視よりも支持者重視を優先する価値観です。
彼が、観光産業、外食産業、娯楽産業、イベント産業など枝葉産業に注力するのはやはりカネ重視の価値観から来ています。しかし、枝葉産業は、枝葉が風に弱いように、ウイルス禍に弱い産業です。枝葉産業に比して、根幹が風に強いように、人々が生きるのに必要な根幹産業はウイルス禍に強い産業です。日本の将来を真剣に考えるなら、枝葉産業の回復にお金を使うより、根幹産業の拡充に使い、枝葉産業で苦しんでいる人々を根幹産業に吸収する政策を組むべきです。ウイルス禍をきっかけに海外生産を見直し、また輸入を見直し、国内生産を重視することが大切です。技術開発力が弱っているから国内生産は無理と諦めるのではなく、国内生産が弱くては貧困層拡大は防げないと考え、技術開発力を回復することに注力すべきです。
菅総理の弱点は小事にこだわって大事を忘れていることだと思います。思考が小さくて総理職を担う力はないと思います。何か批判されると、思わず、すぐうそをつく悪癖も総理職としては致命的です。大失敗する前に辞職した方がいいと思います。来年1月衆議院解散説がありますが、確かに衆議院も問題が大きいと思います。ウイルス禍、政治外交の行き詰まり、環境問題、産業問題に対処する能力がありません。