goo

ちゃんぽん

 日曜日、妻が前日から東京へ草剛の舞台「瞼の母」を観に行って不在だったため(なかなかよかったらしい・・)、私が夕食を作った。と言っても、自力で作れるはずもないので、長崎へ修学旅行に行ってきた中学生がお土産に買ってきてくれた「長崎ちゃんぽん」を作ることにした。

 

 二人分入っていたので私と父が食べるのにちょうどいい。麺を茹でてスープとともに煮立てれば出来上がるようだ。滅多に台所に立つことのない私でも、これくらいなら簡単にできそうだ。それでも、勘で作って失敗してもイヤなので箱の裏面に書いてある「作り方」通りに進めて行った。

 ①ちゃんぽん麺は半生ですので、あらかじめ沸騰したお湯に入れ4~5分間程度ゆでます。

 
②ゆで上がった麺を必ず水洗いしてぬめりをとって下さい。


ここが一番面白かった。水を流しながらせっせと洗っていくうちに、麺に芯が通っていくのが分かった。始めはくたっとしていた麺が水洗いするうちにしゃきっとしてきて、さぞや食べ心地がいいだろうと期待した。

 ③水洗いした麺とちゃんぽんの具の中身を一緒に鍋に入れ、ひと煮立ちさせると出来上がりです。どんぶりに盛り付けてお召し上がりください。
 ※お好みで、コショウ等を加えると一層美味しくお召し上がれます。

 


完成!!
 

 早速食べてみた。麺は思ったとおりコシがあって、歯ごたえもよく美味しい。だが、肝心のスープはあっさりしすぎていて味わいがなく、具材も小さくて何を食べているのかよく分からなかった。父に感想を聞くと「あんまりうまくないな・・」と顔をしかめた。私も同意見だった。楽しみにしていただけにちょっと残念だった・・。だが、作り方の説明の下に、「ちょっと一工夫」として、
「ご家庭の野菜<キャベツ・玉ネギ(多め)>を乱切りにし、鍋にラード(油)をひき強火で軽く炒めて下さい。その野菜にゆで上がったちゃんぽん麺とスープ具材を加えて、ひと煮立ちさせるとより一層美味しくお召し上がりいただけます」
とあった。なるほど、そうやって作ればきっと何倍も美味しいものができただろう。だが、如何せん私にはそんな腕がない。キャベツや玉ネギがどこにあるのかさえ知らないのだから、どうしようもない。
 二度と食べることはないちゃんぽんかもしれないが、もしもう一度食べるチャンスがあったら、是非とも自分なりに一工夫加えてみたいと思っている。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする