じゅんむし日記

心は急いでいる。それなのに、何も思い通りの形にはなっていかない。がまんがまん。とにかく、今できることから始めよう。

山崎貴の世界に行ってきた

2023-10-05 | アート




ホントにこのブログのタイトルのような気分になりました。

現在、松本市美術館で開催されている
「山崎貴の世界」展

こんな風に映像は出来上がっていくんだ!
という興味の数々があります。

チラシ↓



チラシの一部↑

多数の絵コンテやデザイン画。
映像制作のために作られたミニチュア。
すごい!細かい!精巧!わーい!

これがこんな映像に変化していくんだっ…とわかるような、
実際の完成映像も見ることが出来ます。

おもしろい!

「この写真」と「この写真」に「この撮影部分」を合わせて一つの「絵(シーン)」を創り出す…
なんてのも紹介されていました。

A4用紙に描かれたコンテ…
中には、印刷された用紙の裏を利用したものもあり、
(ウラが透けて見えた)

そうか…思い立ってすぐ書き留めておいたんだ、
と思わせ、やはり生活している頭の中には常に作品が潜んでいるんでしょうね。

あたり前なんですが、
この作品(映画)は突然出来上がったのではないんですよね。(しみじみ)

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えっと…展覧会を観ていて最後のほうで気付いたんですが、
もしかして撮影してもよかったのでしょうか??

撮影OKの場合は、そのような告知をあえてしてくれる場合が多いのですが、
今回は「撮影OK」の案内もなく、
かと言って「撮影NG」の看板も見かけませんでした。

これから出かける方、できれば写真撮りたいと思っている方は、
ぜひスタッフの方に聞いてみてください!
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現代書家 岡本光平さんのコラム「素人と玄人」を紹介

2022-12-19 | アート
前回のブログで、
きれいで整った字をみんなが目指さなくてもいいでしょ、
みたいなことを書きました。

田嶋陽子さんのサイトの中に、現代書家 岡本光平さんの「素人と玄人」というタイトルのコラムがあります。

https://tajimayoko.com/sho-art/gallery/works-5.html
(このページの下の方)

(↓一部抜粋しました)
・・・・・・

書家の字は、通常は伝統の古典の書をベースに書くというものだが、昨今はこれも怪しい。
古典を拠りどころにと言いつつも結局は師匠スタイルのコピーが圧倒的で、その団体や社中は同じ雰囲気や匂いが立ち込めている。

・・・・・・

昨今は、素人でも玄人でもないカジリ程度の中途半端な輩にかぎって恥ずかしげもなくメディアにウロチョロ登場しているが、
書にとっては公害みたいなものである。

・・・・・・

書の世界は、筆が達者に動くから上手い、とすべてを上手い下手でかたづけるわけにはいかない。
上手くても品性に欠けるという書の究極の本質があるからだ。人品があれば書品もある。書品は人品の投影でもある。

・・・・・・


書家と呼ばれている方、
書道教室の先生、
その他書を生業としている人、
このうちどのくらいの方がこのような認識を持っているんでしょうか。

まぁいろいろな考えがあるので、同じ認識であるべきとも言えないんですけど。

私はこのコラムを読んで、
全くその通り!と思いました。
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「草間彌生 版画の世界」終わり

2022-09-27 | アート


松本市美術館での特別展
「草間彌生 版画の世界」
が9月25日で終わりました。

開催直後(7/23~)は混雑すると思い、
期間中頃に行こうと思っていたのに、
結局終了間際になってしまいました。

ブログに上げるのも終わってからになっちゃったし、
あーあ

松本市美術館が所蔵する全版画作品が中心
とのこと。

では私はほとんど観たことがある?
なーんだぁ
と思ったのですが、
なぜか新鮮に鑑賞することが出来ました。

有名な水玉やかぼちゃをモチーフにした作品のほか、
富士山から靴や帽子・ドレスなど日常生活の小物にいたるまで、幅広い作品の数々です。

色彩の豊かさと色彩バランスは、やはり素晴らしいと感じました。
版画で「ラメ」を使うなんてあるんですね。
キラキラ感が作品にマッチしていて素敵でした。

2色使い(緑と黒、赤と黒、白黒など)でも豊かな感じがするのはさすがです。

見応えのある展覧会でした。

学芸員?の方の話によると、
原画を制作する時に、
すでに版画の完成をイメージして描くそうです。
そのため、原画は発表されることはないとのことです。
(なんか見てみたいけどね)

↓ 写真撮影可の部屋
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ローリング・ストーンズ展に行ってきた

2019-05-09 | アート
TOC五反田メッセにてローリング・ストーンズ展が行われています。(写真・動画撮影、全部OKです)
ゴールデンウィークまでの予定でしたが、6/5まで会期延長ですって。

それならゴールデンウィークじゃなくてもよかったんだけど…
日時予約のチケット買っちゃったからね、4/30に行ってきました。

ところが!
指定日時以外でも、一般の列なら並ぶことが出来るんだって!
早く教えてよねー。





ローリング・ストーンズに関しては、
私は「Some Girls」くらいからリアルタイムで聴き始めていて、
それ以前のものはまとめて聴いているので、けっこうごっちゃになっていますね。

ごっちゃというか、それまでのアルバム全部がいっしょの時代!という感覚です。

この展示会では、長い歴史を感じます。

ローリング・ストーンズという大きな世界がこうして作り上げられたんだよー!
というのが直に感じられます。
メンバーの存在から一つの出会い、ちっぽけなモノに至るまで、どれもが不可欠であり、
ローリング・ストーンズを形成していったんであろうと思わせます。

アンディ・ウォーホールもジャケットデザインに携わっているのね…。
言われてみて、そういえばそうかも。

こんなふうにアーティストたちは繋がっているんだわ…(しみじみ)



そして、
実際に使ったギター
日記帳
作詞のノート
の展示の数々。

これらからはローリング・ストーンズの息遣いが聞こえるようでした。



過去のライブステージの模型とか、
たくさんの衣装なども展示されていましたが、
こういったこだわりが積み重なってローリングストーンズになったのですね。



最後は大型スクリーンで「サティスファクション」3Dのライブ映像。

えっと…
これだけ付け足し感があるのですけど?

なるべくいろいろ盛り込みたい、という気持ちはわからなくもないですが、
私はいらなかったです。

これを観ないと退出できないというのはどうなんだとも思います。

大型スクリーンと言っても巨大とまではいかないし、
席があるわけでもなく、小会議室程度のスペースでした。

でも楽しんだ方がほとんどなのでしょう。
なら良しとします。
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クリムト展、素晴らしい

2019-05-03 | アート




東京都美術館で「クリムト展」が開催されています。

やはり何と言っても《ユディトⅠ》でしょう。
その素晴らしさったら!

パンフレットの表紙にも使われているこの作品…

金色の美しさ、
品のある青、
訴えかける目、口許、その表情…

あの瞳の中の、白い絵の具の“点”が1ミリずれていたら…
白い“点”が右目にも入っていたら…
あの表情にはならないのでしょうね。

本で(印刷で)見てもすごいけど、
生で見るとドキッとします。
まるでその中に生命があるような感じです。

危うさを感じながらも、自分の内なるものが刺激され引き込まれます…。


4月29日の16時頃入館しましたが、
割とスムーズだったとは思います。それでもまぁ混んでいましたね。

みなさん前列で観たいので、
スタート地点ではだんご状態になって順番を待っている状態です。

係員の方は「順番に並ぶ決まりはありません」
と言って、先へ先へと進ませようと必死でした。
(そりゃ、効率よく進んでほしいわね)

絵画の前を、だいたい2列から3列くらいで、
ノロノロと人の波に乗って進んでいきましたので、
自分の加減で観ることは不可能でした。

1列目でじっくり止まるわけにはいかないし、
後ろで観ようとすれば(人で隠れて)作品の全部は観ることができないし!

作品にじっくり浸れることができないのは残念でした。

それでも、
良い作品は「おお!」と思いますね。

油絵が多くて見ごたえもありました。

《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》
《女の三世代》

これが東京で観られるんですよ!
海を渡ってきたんだね。(しみじみ)

壁画の複製《ベートーヴェン・フリーズ》も見事です!
(複製って言われなきゃわかんないし^^;)

ブログを書いていたらもう一度観に行きたくなりました。
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