じゅんむし日記

心は急いでいる。それなのに、何も思い通りの形にはなっていかない。がまんがまん。とにかく、今できることから始めよう。

ロートレック展に行ってきた

2025-01-30 | アート
「ロートレック展 時をつかむ線」松本市美術館に行ってきました。

国内3か所のみの展覧会で、松本は最後の会場となります。
2025年4月6日(日)までの開催です。興味のある方はぜひお出かけください。

https://matsumoto-artmuse.jp/
松本市美術館

全作品撮影可能ですが、
「※人物が写らないように」と念を押されましたので、撮影に注意が必要です。



素描は、完成作として描かれたものからポスターなどの習作、簡単なスケッチなど多数が展示されています。
素描…なので一点ものです。価値あり。


ほんの一部


右は人?

ロートレックが描いた人々…喜劇役者、歌手、




構図外の余白に彫られた小版画。
単独でも作品になっている。

ポスターを中心とする版画作品、雑誌や書籍のための挿絵、ロートレックが家族や知人にあてた手紙、私的な写真なども展示されています。
レトロな感じやポスターのデザイン性が素敵です。


美しい。


↑大きいです。
↓伝わるかなぁ…




(放埓な生活のために肉体と精神を害し)36歳で亡くなったことに思いを致し、
作品と結びつけずにはいられません。

どうぞ生で鑑賞してみてください。
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山崎貴の世界に行ってきた

2023-10-05 | アート




ホントにこのブログのタイトルのような気分になりました。

現在、松本市美術館で開催されている
「山崎貴の世界」展

こんな風に映像は出来上がっていくんだ!
という興味の数々があります。

チラシ↓



チラシの一部↑

多数の絵コンテやデザイン画。
映像制作のために作られたミニチュア。
すごい!細かい!精巧!わーい!

これがこんな映像に変化していくんだっ…とわかるような、
実際の完成映像も見ることが出来ます。

おもしろい!

「この写真」と「この写真」に「この撮影部分」を合わせて一つの「絵(シーン)」を創り出す…
なんてのも紹介されていました。

A4用紙に描かれたコンテ…
中には、印刷された用紙の裏を利用したものもあり、
(ウラが透けて見えた)

そうか…思い立ってすぐ書き留めておいたんだ、
と思わせ、やはり生活している頭の中には常に作品が潜んでいるんでしょうね。

あたり前なんですが、
この作品(映画)は突然出来上がったのではないんですよね。(しみじみ)

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えっと…展覧会を観ていて最後のほうで気付いたんですが、
もしかして撮影してもよかったのでしょうか??

撮影OKの場合は、そのような告知をあえてしてくれる場合が多いのですが、
今回は「撮影OK」の案内もなく、
かと言って「撮影NG」の看板も見かけませんでした。

これから出かける方、できれば写真撮りたいと思っている方は、
ぜひスタッフの方に聞いてみてください!
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現代書家 岡本光平さんのコラム「素人と玄人」を紹介

2022-12-19 | アート
前回のブログで、
きれいで整った字をみんなが目指さなくてもいいでしょ、
みたいなことを書きました。

田嶋陽子さんのサイトの中に、現代書家 岡本光平さんの「素人と玄人」というタイトルのコラムがあります。

https://tajimayoko.com/sho-art/gallery/works-5.html
(このページの下の方)

(↓一部抜粋しました)
・・・・・・

書家の字は、通常は伝統の古典の書をベースに書くというものだが、昨今はこれも怪しい。
古典を拠りどころにと言いつつも結局は師匠スタイルのコピーが圧倒的で、その団体や社中は同じ雰囲気や匂いが立ち込めている。

・・・・・・

昨今は、素人でも玄人でもないカジリ程度の中途半端な輩にかぎって恥ずかしげもなくメディアにウロチョロ登場しているが、
書にとっては公害みたいなものである。

・・・・・・

書の世界は、筆が達者に動くから上手い、とすべてを上手い下手でかたづけるわけにはいかない。
上手くても品性に欠けるという書の究極の本質があるからだ。人品があれば書品もある。書品は人品の投影でもある。

・・・・・・


書家と呼ばれている方、
書道教室の先生、
その他書を生業としている人、
このうちどのくらいの方がこのような認識を持っているんでしょうか。

まぁいろいろな考えがあるので、同じ認識であるべきとも言えないんですけど。

私はこのコラムを読んで、
全くその通り!と思いました。
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「草間彌生 版画の世界」終わり

2022-09-27 | アート


松本市美術館での特別展
「草間彌生 版画の世界」
が9月25日で終わりました。

開催直後(7/23~)は混雑すると思い、
期間中頃に行こうと思っていたのに、
結局終了間際になってしまいました。

ブログに上げるのも終わってからになっちゃったし、
あーあ

松本市美術館が所蔵する全版画作品が中心
とのこと。

では私はほとんど観たことがある?
なーんだぁ
と思ったのですが、
なぜか新鮮に鑑賞することが出来ました。

有名な水玉やかぼちゃをモチーフにした作品のほか、
富士山から靴や帽子・ドレスなど日常生活の小物にいたるまで、幅広い作品の数々です。

色彩の豊かさと色彩バランスは、やはり素晴らしいと感じました。
版画で「ラメ」を使うなんてあるんですね。
キラキラ感が作品にマッチしていて素敵でした。

2色使い(緑と黒、赤と黒、白黒など)でも豊かな感じがするのはさすがです。

見応えのある展覧会でした。

学芸員?の方の話によると、
原画を制作する時に、
すでに版画の完成をイメージして描くそうです。
そのため、原画は発表されることはないとのことです。
(なんか見てみたいけどね)

↓ 写真撮影可の部屋
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ローリング・ストーンズ展に行ってきた

2019-05-09 | アート
TOC五反田メッセにてローリング・ストーンズ展が行われています。(写真・動画撮影、全部OKです)
ゴールデンウィークまでの予定でしたが、6/5まで会期延長ですって。

それならゴールデンウィークじゃなくてもよかったんだけど…
日時予約のチケット買っちゃったからね、4/30に行ってきました。

ところが!
指定日時以外でも、一般の列なら並ぶことが出来るんだって!
早く教えてよねー。





ローリング・ストーンズに関しては、
私は「Some Girls」くらいからリアルタイムで聴き始めていて、
それ以前のものはまとめて聴いているので、けっこうごっちゃになっていますね。

ごっちゃというか、それまでのアルバム全部がいっしょの時代!という感覚です。

この展示会では、長い歴史を感じます。

ローリング・ストーンズという大きな世界がこうして作り上げられたんだよー!
というのが直に感じられます。
メンバーの存在から一つの出会い、ちっぽけなモノに至るまで、どれもが不可欠であり、
ローリング・ストーンズを形成していったんであろうと思わせます。

アンディ・ウォーホールもジャケットデザインに携わっているのね…。
言われてみて、そういえばそうかも。

こんなふうにアーティストたちは繋がっているんだわ…(しみじみ)



そして、
実際に使ったギター
日記帳
作詞のノート
の展示の数々。

これらからはローリング・ストーンズの息遣いが聞こえるようでした。



過去のライブステージの模型とか、
たくさんの衣装なども展示されていましたが、
こういったこだわりが積み重なってローリングストーンズになったのですね。



最後は大型スクリーンで「サティスファクション」3Dのライブ映像。

えっと…
これだけ付け足し感があるのですけど?

なるべくいろいろ盛り込みたい、という気持ちはわからなくもないですが、
私はいらなかったです。

これを観ないと退出できないというのはどうなんだとも思います。

大型スクリーンと言っても巨大とまではいかないし、
席があるわけでもなく、小会議室程度のスペースでした。

でも楽しんだ方がほとんどなのでしょう。
なら良しとします。
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