日曜日から、ニュース番組を観れば、このふたつのニュースをやらない時はないぐらいだ。
いつの頃からか、テレビで、「豚インフルエンザ」、と言わずに、「新型インフルエンザ」、と言うようになっている。風評被害を避けるためか?
それは、さておき。
関西での感染の広がりが凄いようで、この2日ばかりで、一気に感染者数が増えている。
それも、今回の新型インフルエンザを象徴するかのように高校生中心。
僕が通っていた高校も、おそらく中学も、休校しているのだろう。
実家のほうでも、日曜日、マスクを買い求めて、薬局を3軒ぐらい回ったらしいが、結局、どの店にもなかったらしい。
昨日、やっとこさ、少量ではあるが、買うことができたそうだ。
それにしても、なぜ、関西なのか?
答えは単純だと思っている。
それは、最初に確認された高校生を診察し、機転をきかせて神戸市に対応を要請した医師が言っていたように、どこかに検疫をすり抜けた人がいるわけで、その動機は、関西人特有の「せっかち」or「いらち」なのだろう。
ほかの報道から察するに、その人は先週末あたりに、三宮を訪れており、三菱東京UFJ銀行三宮支店の窓口とJR三ノ宮駅の売店に来ていたと思われる。
もっと、突っ込むと、三宮に職場か学校があるのかもしれない。
しかし、その人が検疫をすり抜けたのかどうかは、わからない。その人も誰かに感染させられたのかもしれないからだ。
そんな風に、感染というものは、そのルートがわからなくなるからこそ、危険だし、用心しなければならないわけで、検疫や停留措置というのは、必要だとあらためて思う。
しかしながら、橋下知事が、強毒性の鳥インフルエンザを想定している、今のインフルエンザ対策に、「都市機能がマヒする」と、国に今回の新型インフルエンザの毒性に対する見解を求めたのは、正解だったと思う。
今の関西経済を考えると、むやみやたらに経済活動をストップさせることはできない。むしろ、そっちのほうが危険かもしれないからだ。
ただでさえ、景気の落ち込みで売り上げが減っているのに、営業自粛でお店を閉めてしまったら、それこそ、深刻な死活問題だろう。
おそらく、国から営業自粛のお達しが出たとしても、今回の毒性の弱い(言ってしまえば、死なない)新型インフルエンザであれば、感染することより、むしろ、売り上げが下がることの方が問題と判断して営業してしまう店舗が多いかもしれない。
それが、今の大阪人の考えだろう。
今回、「鳥」は民主党だけでよかったw。
TB。--------
「junzirog:豚インフルエンザ。」