14日に衆議院が解散され、実質的に選挙期間になりました。
また、街宣車が街を駆け巡るうるさい期間がはじまります。
しかし、それは有権者にとっても大切な期間であり、じっくりと投票する候補者を考え選ぶ期間です。
今回の選挙はいろいろ言われています。
自民党の甘利幹事長は「体制」を選ぶ選挙と発言していますが、有権者にとっては騙されてはいけないあまり良くない発言です。大袈裟すぎます。
そんな選挙ではないことは甘利さんが一番よくわかっているはずです。
そんな発言で騙される有権者がいることをわかっていて、騙された有権者が自分の党に入れてくれることを狙っての発言であることは明らかです。
騙されてはいけません。
なので僕は今回の選挙は、
有権者がこのコロナ禍の中、政治に対する意識を変えることを選ぶ(決意する)選挙だと思っています。
東日本大震災の時には民主党政権下での「決めれない」政治で、コロナ禍の今でも自民党・公明党政権下のいわば「逃げる」政治で、今の与野党ともにいまいちな実績しかない日本の政治。次に変化を求められるとすれば、それは有権者の政治に対する意識だと思います。
先日、こちらの記事でも書きましたが、
「もう、(与野党)どっちもダメ。」
と思った時、それは与党の政治家も野党の政治家も「劣化」した政治家が増えたからではないのか?そのような政治家を選挙で選んで投票しているからではないのか?という思いをいだいたのです。
国民に説明することを逃げる総理大臣。
訳の分からない不適切発言をする野党議員。
ほかにもいろいろありましたが、政治家としての最低限度のものを持ち得ていない政治家が多いように思いませんか?
これまでのこのブログの記事にも書きましたが、コロナ禍でも国民の生活を維持できるように、もっと政治にできることはあったはずです。政治にしかできなかったことがあったはずです。それをやってこなかった。できなかったのは、おそらく政治家が劣化しているからです。
政治が機能しなかったのは機能する政治家がいなかったからかもしれないのです。
機能しない政治はもう勘弁です。
であれば、ちゃんとした機能する政治家を国会に送り込み、機能する政治をしてもらわないといけません。
そういう意味では、これまで有権者も低い投票率つづきで「劣化」していたのかもしれません。
コロナ禍でこんな社会・経済になっているからには今回の選挙では棄権は考えられません。
棄権は危険であり、
もう「誰がやっても同じ」ではないことがわかってきました。
少なくとも「劣化」した政治家に政治をやらせてはいけないのです。
そして、その政治は何らかの形で皆様の生活につながっています。それはコロナ禍が証明したはずです。
今こそ、有権者の政治に対する意識を変える時だと思います。
そういえば、昨年の6月に下記の記事を書いています。
記事中、亡くなったジョージ・フロイトさんの弟テレンス・フロイトさんの言葉を引用しています。
「声が届かないと思うのはもうやめて、選挙に行くのです。
大統領選挙、予備選挙、あらゆる選挙で投票するのです。
自分で調べて、自分で学ぶ。他人の意見に頼ってはダメです。
自分で調べて、誰に投票しているのか知らないといけない。」
まさしく、これをお手本にすべきなのではないでしょうか。
具体的な行動としては、
- まず、「投票に行かねば」という思いと、実際に「投票に行く」こと。
- そのために、ちゃんとした政治家を自分の目で選ぶこと。
- そのために、ちゃんとした情報収集と勉強をすること。
今まで、ある意味「有権者であること」をサボっていたならば、今回の選挙ではちゃんと有権者をやるべきです。
れいわ新選組の山本太郎さんが「この国の最高権力者は総理大臣ではありません。あなたです。」と仰っていました。もちろん、主権者は国民ですから間違いではありません。しかし、事実上、その主権者たる行動を取れるのは選挙の時の投票行動しかありません。選挙が終われば、ある意味「言われるがまま」「されるがまま」です。
だからこそ、投票にちゃんと行くこと、ちゃんとした候補者に票をいれること、そのために、ちゃんとした情報収集と勉強をすることが重要なのです。
これからの未来の生活のために。
と言っていたら、こんな動画が話題になっています。
とても良いことだと思いますが、本来、俳優さん達ではなくマスコミがやるべきことではないでしょうか?
マスコミは普段から国民の代わりに政治に厳しい目を向け監視し国民に向けてそれを報じ、国民が形作る世論を示していくものであるはずで、そういう意味ではマスコミも「劣化」しているのかもしれないですね。
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