この件、リンクした報道自体にも内容があるように思えないのですが、
「親のせいにするな」と仰っている皆さんには「躾(しつけ)」の言葉の意味を正しく理解していないように思いますし、
「親にも一種責任がある」と仰っている皆さんはおそらく第一義的には「まず本人が一番悪い」ともちろん思っていらっしゃると思います。
大人になって善悪の判断ができるようになるのは、親が子供の幼いころにどのような「躾」をしているか?も関わるわけで、また家の外から学ぶことも関わってきます。誰もひとりで大人になっていません。
また、以前からこのブログでも書いている人々の「劣化」については、躾であり、学びであり、総じて「教育」の問題が原因の一端とされているところがあり、いかに「教育」が大切か、というところも以前から一般的に言われ続けています。
なので、このような議論自体が不毛のように思え、それよりももっと本質的なことについて議論したほうが良いように思うのです。
そこに関連してハッとさせられたのが先日公開されていた藤原新也さんのポッドキャスト「新東京漂流」のこちらの回です。
やらかした本人たちはそんなことは意識してやっていないでしょうが、人間としてのフィジカル(身体的)の部分についての言及、今の社会の在り方についての言及にもなっています。
お時間あれば聞いてみてください。