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AOKI takamasa 写真展 「PHOTOGRAPHY」 感想。

2012年06月01日 23時55分34秒 | 写真
今日が、写真の日だったからではないですが、
久しぶりに、写真展というものに行ってきました。

実は、あまり変な影響を受けたくないので、できるだけ写真展には行かないようにしているのですが、今回は、なぜか、その気になって行くことにしました。

作家は、AOKI takamasa さん。
以前から、音楽はよく聴いているほうなのです(アルバムも数枚持っています。)が、写真もやっているということで、気にしていました。


AOKI takamasa 写真展 “PHOTOGRAPHY”
5月30日(水)~6月17日(日)
12:00~19:00(最終日は17:00まで)
月曜日/火曜日休廊


AOKI takamasa 写真展 「PHOTOGRAPHY」 感想。


特に気になっているのは、彼の撮影した大阪の写真。

「なぜ、あんなに大阪をカッコ良く撮影できるのか?」

彼の撮影した大阪の写真は、例えば、アラーキー(荒木経惟)が撮影した東京の写真を感じさせます。
僕は、大阪の街の性質上、そんな風には絶対写らない、と、若い頃から確信していました。
これは、僕の若い頃からの写真を学んできた環境に起因している部分もあると思います。
しかし、AOKIさんは、いとも簡単に、それを写真にやってのけている。

わかりやすく言うと、そんな感じでしょうか?
詳しく書くともっといろいろあるので、ここではやめておきます。

で、どうだったか?
僕は、最初、推測として、音楽家という部分もあるので、肩の力を抜いて軽く撮影していると思っていました。
したがって、もっと軽い写真だと思っていたのです。音楽と写真を両方やっている人では、よくある傾向です。
しかし、思っていたほど、そうではありませんでした。

ちゃんと自分の眼で見たものを自身のフィルターをちゃんと透し、きちんと抽象化できている。
おそらく彼の中では、大阪とか、ほかの都市とか関係がないはずです。それがたまたま大阪だったはずです。
いや、都市とか、山とか、海とか、関係なく、目前の光景。

会場には、20点の作品が展示されており、隣のスペースでは、プロジェクターで、AOKIさんのBGMにあわせて、スライドショー。
作品をよく観れば、それは、フィルムで撮影されており、デジタルではなかったのも予想外。(ギャラリーの人にも確認したぐらい。)
スライドショーを、30分ほど、一瞬、時間さえ忘れて観ていたのですが、展示されている20点以外にも膨大な数の作品がある模様。

あれだけの音楽をやっていて、まだ、これだけの写真をやってしまうのかと、ビックリしました。


最後に、少しぶっちゃけたことを書けば、
僕らが(写真)学生だった頃は、抽象的な写真を撮ると怒られてましたから、ここまで、抽象化された大阪の風景写真を観ると、新鮮だし、表現の自由さを確信するし、安心感がある。気持ちもいい。
彼が、ベルリンから大阪に戻ったのと同じような時期に、僕も大阪に戻ることになって、なんとなく親しみを感じるし(←おまえは東京から戻っただけだろw)、今後も注目していきたい写真家・音楽家です。


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