はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

梅雨の晴れ間の明日香の風景

2023-07-02 17:15:15 | 明日香をぶらり
ベニバナが咲いていた花畑から細い道が山の方に続いています。
今回もその道を登っていきました。


10分も歩くと視界が開けます。明日香の町並みと遠くには二上山が見えます。



ここに登って来た目的は棚田を眺めるためです。



先ほどまで居た「稲渕の棚田」です。



こちらは左手の方にある「坂田の棚田」です。



二上山です。



足下には石舞台古墳があります。



田んぼに水を引く水路でが、なぜか絵になりました。



こちらは畦に咲くアザミです。



同じく。



曲線が美しかったです。




石舞台から多武峰に向かって途中にあるビューポイントまで車で上ってきました。棚田展望台(私が勝手に名付けました)からの眺めです。



このあたりは「上(かむら)の棚田」といわれます。夕焼けの頃に来てみたい棚田です。



少し下がって、「細川の棚田」にやって来ました。



棚田の中に紫陽花が咲いていました。



アザミも絵になります。ここからも遠くに二上山が見えました。



紫陽花は終盤でした。



青空と白い雲と緑の棚田と紫陽花と‥。



梅雨の晴れ間に明日香の棚田を楽しむことができました。



晴れの予報はこの日だけでした。午後になって青い空が少しずつ白くなって来たようです。




※訪問日 2023.6.29

梅雨の晴れ間に明日香を(ベニバナが咲いていました)

2023-07-01 17:15:15 | 明日香をぶらり
梅雨の晴れ間に明日香を歩いています。
石舞台まで来ると、花畑にはベニバナが咲いていました。
(この花畑は春には菜の花が植えられていて、桜とのコラボが楽しめます。)


ベニバナはエジプトなどが原産で、古代シルクロードを経て中国から伝わり染料に使われたそうです。



向こうに見えるのは蘇我馬子の古墳と伝えられている石舞台です。



「くれない」や「未摘花(すえつむはな)」と行った別称があります。



ベニバナは万葉集にも詠まれたということなので、明日香にはよく似合う花です。



梅雨の晴れ間の青空です。



江戸時代になると、ベニバナは山形県最上地方や埼玉県の桶川あたりで盛んに栽培されました。



山形の最上地方で栽培されたバニバナは最上川を下り、酒田から北前船で京に運ばれました。



芭蕉さんが「奥の細道」を歩いた時期は、ベニバナが咲いている頃で、二つの句を詠んでいます。
「まゆはきを俤(おもかげ)にして紅粉の花」「行く末は誰が肌ふれん紅の花」



石舞台の前をチャリダーが走っていきました。



※訪問日 2023.6.29

梅雨の晴れ間に明日香を訪れました(1)

2023-06-30 17:15:15 | 明日香をぶらり
梅雨の晴れ間の29日、1週間ぶりにカメラを持って出かけてきました。
目的地は通い慣れた明日香です。
いつものようにゆっくりと家を出て、明日香に着いたのは昼前でした。


やって来たのは、稲渕(いなぶち)の棚田です。梅雨の晴れ間の青空に白い雲が浮かんでいました。



気持ち良さそうに見えますが、実際は蒸し暑かったです(笑)田植えが終わったところのようでした。



飛鳥川にかかる橋のところまで行くと、綺麗な花が咲いていました。



花アプリで調べると「ハチス(フヨウ属の一種)別名ムクゲ」とも出てきました。



ムクゲかフヨウか、よくわかりませんが棚田を撮りに来て徳をした気分になりました。



ということで、棚田とコラボです。



1本だけが、なぜここにあるのかが不思議でした。



作業小屋も絵になります。



こちらは「ウスベニアオイ」と出てきました。



秋の彼岸花の頃はたくさんの人が訪れる稲渕の棚田ですが、この日は私一人だけでした。



古い時代から開墾された稲渕の棚田は、明日香の美しい歴史的景観として観光客を楽しませてくれます。
しかし、農家の高齢化や担い手不足が深刻化して、この景観が危ういことになっているようです。
「棚田オーナー制度」などがあるようですが、なかなか難しい問題だと思いました。


※ 訪問日 2023.6.29

明日香の菜の花も見ごろ近しです

2023-03-17 19:15:15 | 明日香をぶらり
明日香のサンシュユの様子は先日お伝えしたところですが、菜の花も咲き出していました。


飛鳥川の橋を渡った所にある菜の花畑は見ごろを迎えていました。



いつも気になる梅(だと思います?)も綺麗でした、



同じく。



柵のある所が飛鳥川です。ここには土手に桃の木が並んでいたと思うのですが?



謎の木ですが綺麗です。



やはりここに目がいってしまいます。



同じく。





帰り道に、藤原宮跡の菜の花畑にも寄ってみました。



4月になれば桜と菜の花のコラボが見られる場所ですが、桜は流石にまだでした。



菜の花も間も無く咲きそろうことでしょう。



薬師寺から明日香、藤原宮へと巡りましたが、春を先取りする旅になりました。



今年は桜の開花が早いようで、3月の後半から桜を追いかける旅が始まりそうです。


※訪問日 2023.3.15

ロウバイの咲く明日香をぶらり

2023-01-18 19:15:15 | 明日香をぶらり
明日香村にある八釣の里にロウバイを撮りに行きました。
ロウバイだけではもったいないので、周辺をぶらりとしました。
八釣の里に行くには、県立万葉文化館に車を置いて歩いて行きます。(駐車場は無料です)


万葉文化館のすぐそばに小原の里があります。




万葉集にも登場する大原の里です。(現在は小原です)




天武天皇と藤原夫人(藤原鎌足の娘)の贈答歌が有名です。
この歌の面白いところは、二人の居る距離が700mほどしか離れていないというところでしょう。




この辺りには藤原鎌足の生誕の地と伝わっていて、鎌足の「産湯の井戸」や母親の「大伴夫人の墓」などがあります。




大伴夫人の墓から見る大原の里です。




5分ほどで、飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)までやって来ました。今回はここから拝んでおきました。




飛鳥坐神社の前には、飛鳥のメインストリートがのびています。




飛鳥坐神社といえば「おんだ祭」が奇祭として知られています。夫婦和合の神事だそうですが、一度見てみたいものです。




飛鳥坐神社からは八釣の里へと向かいます。今回は、ちょっと回り道をしました。




八釣の里では見頃を迎えたローバイが迎えてくれました。




ロウバイは前回にアップしたので、今回は少しだけです。




八釣の里も大原の里と同じように明日香らしい風景です。




少し上から八釣の里を眺めました。




万葉文化館に戻る途中で見える景色です。手前に畝傍山が、その奥に二上山が見えて、私の好きな景色です。




万葉文化館も近いです。今回も長閑な明日香の風景を楽しむことができました。




※訪問日 2023.1.12