はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

四天王寺の夕日に極楽を見ました

2016-03-21 09:50:00 | 大阪のまちをぶらり
四天王寺では、お彼岸の日に石鳥居に夕日が沈みます。その夕日を拝みに四天王寺に行って来ました。

四天王寺が建立されたころは、西側には難波津があり、それを見おろすような形で鳥居が建てられています。確かに今でも鳥居の前に立って西側を見れば、急坂(逢坂)になっているのがわかります。


平安時代の後期から、浄土教の西方極楽浄土信仰と重なり、四天王寺の西門は「日想観(じっそうかん)」の聖地となったそうです。(「日想観」とは、彼岸の中日に石鳥居の向こうに沈む夕日を拝し、極楽浄土を観想する行です)鳥居は、極楽浄土と現世の結界であり、大門は極楽浄土へ通じる門ということで「極楽門」と呼ばれるようになったそうです。


その極楽門での「日想観」に参加しながら夕日を拝ませていただきました。およそ500人ぐらいの老若男女が「日想観」の勤行に参加していました。西方を望みながら、私もしっかりお経をあげさせていただきました。



そうしているうちに、いよいよその時がやってきました。それでは、みなさまも石鳥居の向こうに沈む夕日をごらんください。

 (17:38)
 (17:42)
 (17:44)
 (17:48)
 (17:50)
 (17:51)
 (17:52)
(17:53)
 (17:54)
 (17:55)
 (17:56)
 (17:57)
 (18:01)
 (18:02)
 (18:03)

本当に西方に極楽浄土がありました。合掌。