三江線を訪ねて

三江線は、広島県三次市と島根県江津市を結ぶ路線です。江の川に沿って走る路線で、車窓からは江の川の移りゆく景色が見られるとのことですが、残念ながら来年の春で廃線になることが決まっています。
今回、三次から何駅か乗ってみようかと思ったのですが、時刻表を見て諦めました。それぐらい本数が少ないのです。というわけで「乗り鉄」は諦めて、「撮り鉄」をすることにしました。
　

江の川の橋梁を行く三江線を国道54号線から写しました。ここは「お立ち台」でしょうか。三脚を並べた「撮り鉄」さんが３人いました。
　

廃線が決まっているからでしょうか、それとも夏休みの土曜日だからでしょうか、結構たくさんの乗客（「乗り鉄」？）が乗っていました。毎日こんなに乗っているのなら廃線にはならないのでしょう。


少しだけ列車を追いかけました。三江線の対岸には国道375線が走っていますが、途中から細い道になっていました。


列車は緑の中を気持ちよさそうに駆け抜けて行きます。


やがて列車は緑の中へ消えて行きました。もう少し追いかけて行きたかったのですが道路事情が悪そうなので諦めました。


せっかくですので、三江線の駅にも行って見ました。三江線の秘境駅と言われる長谷（ながたに）駅です。


駅の下には江の川が流れます。


江津方面を見ます。江津はまだまだ先です。この先にも素敵な駅がたくさんあるのでしょう。


時刻表です。（実際はもう少しだけ多いのですが、長谷駅は通過する列車があるので、こんなに少ない本数です。）


かつては、この階段を通勤や通学の人が上り下りしたのでしょう。（まだ、廃線になっていませんでした。）


山あいの線路をガタンゴトンとゆったり走る列車には郷愁を覚えます。できることならいつまでも走りつづけて欲しいと願うのは、鉄道ファンの勝手な思いなんでしょう。
赤字路線が廃止になるのも仕方がないような気がしますが、鉄道ファンとしては寂しい限りです。

※訪問日　8月12日