平成21年3月19日(木)
福岡県では、県立高校入試の合格発表が、昨日18日(水)9時にありました。
卒園生や知り合いの中学3年生からも「合格した!」との知らせが届き
両親も祖父母も担任の先生方も大喜びしています。
念願の志望校に合格した人は、ホッと一息でしょう。
でも、高校入試に不合格だった人もいたのですから
その人たちの分も、入学したら 是非頑張って欲しいものです
それから、念を押して言いたいのですが、
入試で不合格でも、人生がおしまいになるわけではありません。
受験に失敗したから…と言ってもう全てがダメだというわけでは無い。
悲観し 落ち込んで、早まった考えで、自暴自棄にはならないでください。
人生って自分の思い通りには、ならないことだらけですから。
失敗や挫折があったことは、あとから考えてみると、意外にも
かえって、自分にとってはよい薬、
より良いご縁との出会いに繋がることも多い。
結果的には、実に 有り難い、神仏のおはからいでしょうか…
禍福は糾える縄の如し
(かふくはあざなえるなわのごとし)
合格した人も、たまたま得意な問題が多く出題されただけで、
本当は、自分より優れた有能な人が、偶然のなりゆきで
落ちてしまっているのかもしれません。
また、内申点でも結果が大きく左右されている場合もあります。
その時だけ、まあまあの出来でも、
日頃の内申点が低いと、ダメな場合もあります。
だから、日頃からコツコツ努力して、勉強だけでなく一芸に秀で
生徒会でも部活でも活躍していた人は、当然内申点が高くなります。
だから合格した人は、有頂天になって、回りにいる落ちてしまった友人の事を
やさしく思いやる気持ちや、友情を大事にする心を無くさないでくださいネ。
悲喜こもごもの季節ですが、立ち止まっている時間は有りません。
前進あるのみ…
坂村真民さんの 詩
大事なこと
王家に
生まれようと
馬小屋に
生まれようと
それは
たいしたことではない
どう生き
どう死ぬかが
一番大切なことだ
念ずれば花ひらく
念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうして
そのたび
わたしの花が
ふしぎと
ひとつ
ひとつ
ひらいていった
三不忘
貧しかったときのことを
忘れるな
苦しかったときのことを
忘れるな
嬉しかったときのことを
忘れるな
歴史
光と
風のなかを
生まれたばかりの
蝶が
飛び立って
行った
新しい歴史を
作るかのように
光と風のなかを
光が愛だということを
教えてくれたのは木々だった
風が愛だということを
教えてくれたのは鳥たちだった
それ以後わたしは
光と風のなかを歩いてきた
生きてきたといってもよかろう
暗かった心が明るくなり
重かった体が軽くなり
狭かった世界が広くなり
人生が一変した
ああ
この永久なるものよ
われを導きたまえ
今日只今(こんにちただいま)
今日只今
この四字八音の大切さを
自覚し実践し
少しでも世のため
人のためになる
自分自身を作りあげてゆこう
そしたら短い人生でも
意義のあるものとなろう
木木を見よ
花花を見よ
全ては今日只今に生きる
大宇宙の姿である
タンポポのように
わたしはタンポポの根のように
強くなりたいと思いました
タンポポは
踏みにじられても
食いちぎられても
泣きごとや弱音や
ぐちは言いません
却ってぐんぐん根を
大地におろしてゆくのです
わたしはタンポポのように
明るく生きたいと思いました
太陽の光をいっぱい吸い取って
道べに咲いている
この野草の花をじっと見ていると
どんな辛いことがあっても
どんな苦しいことがあっても
リンリンとした勇気が
体のなかに満ち溢れてくるのです
わたしはタンポポの種のように
どんな遠い処へも飛んでいって
その花言葉のように
幸せをまき散らしたいのです
この花の心をわたしの願いとして
一筋に生きてゆきたいのです
ある人へ
光が射しているのに
あなたはそれを浴びようとしない
呼んでおられるのに
あなたはそれを聞こうとしない
手をさしのべておられるのに
あなたはそれを握ろうとしない
お経にもそんな人のことを
書いてあります
どうか素直なこころになって
二度とない人生を
意義あるよう生きてください
合掌