平成21年12月12日(土)のちのち
空を見上げると、新月になりつつあります。
お知らせ
ふたご座流星群 13、14日見られそう
新月近く好条件
(12月12日12時35分配信 毎日新聞)
拡大写真 |
ふたご座流星群 |
キャンペーンのサイトは
【関連】
ドキュメント皆既日食 2009年7月22日
【レンズがとらえた!】NASA:観測史上最古の銀河撮影に成功 ビッグバンから6億年後
【動画】ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた「最深」の宇宙の場所が分かる映像
【宇宙・天体の写真特集】月周回衛星「かぐや」がとらえた宇宙、地球、そして月面
【まさに降るような星】不便さが魅力 自然を満喫する南の島 ロタ島
最終更新:12月12日15時21分
1月の しぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並んで、
三大流星群に数えられているのがふたご座流星群です。
決して派手ではありませんが、毎年コンスタントに
1時間あたり20個から30個の流星が見られるという
堅実な活動を見せることで知られています。
流星が流れてくるように見える中心点を「放射点(あるいは輻射点)」といいます。
その放射点が「ふたご座」のα星、カストル(ふたごの兄)のそばにあるので
ふたご座流星群、あるいはふたご座α流星群と呼ばれています。
ふたご座流星群が出現するころは、月明かりなどを別にすれば
ひじょうによい時期です。
まず、冬なので大気の透明度が良く、
他の季節に比べて暗い流星を見つけやすくなります。
夜の時間が長いので、それだけ観察する時間も長くとることができます。
さらに、この時期のふたご座は宵に東から昇り、
深夜には天頂付近に見えています。
放射点が一晩中地平線の上にあるので、どの方向にも流星が流れやすくなります。
近年は流星の数が増えていて、しかも
明るい流星が目立つようになっていることも見逃せません。
実際に見える流星の数では、
ペルセウス座流星群を上回るようになってきているほどです。
ちなみにふたご座流星群の大きな特徴としては、
小惑星に起源を持つこともあげられます。
ほとんどの流星群は、
彗星が尾を伸ばしながら軌道上に残したチリが、
地球とぶつかることで見られます。
しかし、ふたご座流星群の場合、
チリを残したのは彗星ではなく、
尾を見せない小惑星ファエトン(小惑星番号3200番)なのです。
入場料も拝観料も要りませんが、風邪をひかないようにお気をつけて
どうぞお楽しみください。