児童文学作家の高科正信先生の授業は、一年を通していろんなタイプの絵本を紹介していただけます。
初回の授業は「あそぶ絵本」がテーマでした。今回は「ことばであそぶ絵本」を紹介されました。
まず子どもの文学と大人の文学との違いのお話です。
大人の文学は、問いを発するものに対して、子どもの文学(絵本)は問いに答える。
答えは多様であるけれども「めでたし、めでたし」で終わる向日性の文学がほとんどです。
絵本とは?という話を少ししたあとに、今回のテーマ「あそぶ絵本」のお話に入ります。
「ことばであそぶ絵本」の紹介をされました。
『ちへいせんのみえるところ』長 新太
『ごろごろにゃーん』 長 新太
『きゅうりさんあぶないよ』 スズキ コージ
『コンニチハ エホン』 井上 洋介
『これはおひさま』 谷川 俊太郎 訳
大橋 歩 絵
『おだんごぱん』 せたていじ 訳
井上 洋介 絵
『そんなことってある?』 奥田 継夫 文
西村 繁男 絵
『てぶくろ』ウクライナ民話
同じ文章の繰り返しや、つみ上げ方式の文章は、子どもは大好きです!
なぜ…?
繰り返してことばを覚えたり、決まったものを待ち望む安心感があるからだそうです。
大人でも時代劇などによくある「水戸黄門」や「遠山の金さん」の印籠や花吹雪を見て、安心するのと同じなんですね!
次回7月10日(水)は「絵であそぶ絵本」のお話です。
どんな絵本があるのか楽しみですね!