絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2025年度・絵話塾の説明会(ガイダンス)のお知らせです

2025-01-31 16:53:48 | 絵話塾からのお知らせ

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

2025年度 秋から始まる講座です。ぜひご参加、お待ちしています。

 

・2月8日(土)11:00〜

・  9日(日)15:00〜

・  11日(火祝)11:00〜 

・  15日(土)11:00〜

・  16日(日)11:00〜

・  22日(土)11:00〜

・  23日(日)11:00〜

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807

 

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2025年1月18日(土)文章たっぷりコース第6期・第4回目の授業内容/高科正信先生

2025-01-30 21:29:11 | 文章たっぷりコース

2025年が明けて初めての授業は、体調を崩してお休みされる人もおらず、
高科先生もお正月をのんびり過ごされたようで、皆が元気で教室に集まることができて、良い滑り出しとなりました。

まず、テキスト『「書く力」私たちはこうして文章を磨いた』(池上彰・竹内政明 著/朝日新書) 
第一章「構成の秘密」の続きを交代で読んでいきました。
・池上式、文章構成力向上法 かっこいいブリッジのかけ方①
・「部品」を集める感覚で、知識をストックする かっこいいブリッジのかけ方②
・職業病も悪くない かっこいいブリッジのかけ方③
・思考に奥行きをもたせるトレーニング法 かっこいいブリッジのかけ方④
・最後をちょっと緩める 結論と読者をつなぐブリッジのかけ方

池上氏によれば、かっこいいブリッジをかける練習方法として
新聞のコラムの冒頭を読んで、先の展開を予想してみることを薦めておられます。
最後まで読んで、予想が当たったら勝ち、外れたら負け、というゲームだそうです。

ストックしている「部品」(エピソード・知識)は、いつ使える時が来るのか・来ないのか分かりません。
けれどもその「部品」がたくさんあれば、より読者の興味を引く構成の文章を書くことができます。
予想だにしなかったような場面で役に立つので、「部品」はせっせと集めておくのが良いそうです。

字幕付きの洋画を見ていると、俳優が喋っている台詞と字幕が違うことがあります。
翻訳者が、文字数の制約がある中で台詞のニュアンスを伝えていることに気づくのも、
(知識のある)文筆家の職業病でもあり、楽しみでもあるそうです。

一般の人が文章を書く際のトレーニングとして、竹内氏は極悪人の弁護をする立場になったら
自分ならどうするか、という思考実験をやってみることを薦めておられます。
あえて逆を唱えて、世の中の常識をとらえ直すと、物事を多角的にとらえることができるようになるとか。

小説でもエッセイでも、メインのストーリーを書き終えた後に
ほんの少しだけ蛇足を入れると、それが余韻を生んで、読者の心にいっそう沁みるようになります。
中村明の『文章作法辞典』(講談社学術文庫)では、その辺りを吉行淳之介の言葉を引用して
「ギュッと締めて、フワッと放す」と説明しています。

難しいかもしれませんが、このようなことを実践してみると、より良い文章が書けるようになるそうです。

その後は、前回の課題「わたしは○○です」〜自分を何かに置き換えて、
何かになってみてそのものの視点で書く〜についてのお話でした。

皆さんが提出した文章の中では、お地蔵さんになったりクモになったり、外国人の女性になったり、
楽しい作品が揃ったようです。

参考作品として、長新太の『ぼくはイスです』(亜紀書房)を読み聞かせてくださいました。
いつも何かに腰掛けられているイスが、部屋を飛び出していろんなところに行き、
さまざまなものに腰掛けていくお話です。
お話がどんどんエスカレートしていくのが、楽しいですね。

 

その他に、くどうなおこの詩集『のはらうた1』(童話屋)から、
かぜみつお の「し」をかくひ、かまきりりゅうじ の「おれはかまきり」、
みのむしせつこ の「かぜにゆられて」の3編を見ていきました。
作者は子どもの頃から、ごくあたりまえに「何かになってみる」ことをやっていたそうです。
有名な「てつがくのライオン」も、ライオンが哲学をやってみたら…という仮定の詩です。
子ども向けのような簡単な言葉でも、受け取り方によって深い意味が込められていると考えることもできます。

どんなものでも、文章を書く際は、その人にしか書けないエピソードを書くと、おもしろいものになります。

さて、今回の課題は「冬の光」です。
冬を思わせる内容なら、実際の光でも、何かに光を喩えても、何かを通して見た光でもかまいません。
光はローソクの炎でも、クリスマスのイルミネーションでも、ルミナリエでも、どんな光についても。
創作でも、エッセイでも、自由に書いてください。
ただしこの日習った書き出しと終わり方、途中のブリッジのかけ方に注意することだけは忘れずに。

課題については、文章教室なので締め切りは設けていますが、間に合う・間に合わない より
書ききる・書き終える ことを重要視してください。
遅れても大丈夫です!

では、課題「冬の光」よろしくお願いいたします。


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2025年1月25日(土)イラストじっくりコース・たかいよしかず先生の授業内容

2025-01-25 22:16:41 | イラストじっくり塾

たかいよしかず先生の2回目の授業は、

課題「オリジナルキャラクター」の講評を行いました。

机の上に皆さんの課題を並べて、一人ずつ説明していき好評をしていただきました。

 

名前や家族構成、住んでいる場所など、細かく設定してみて世界観を作りましょう。

1つのキャラクターではなく家族や仲間がいると、世界観やお話を作りやすくなります。

新しいキャラは作り出しにくいですが、新しい組み合わせや意外性のある今までに無い組み合わせを考えるといいですね。

・今の時代は、明るいポジティブなキャラよりも、少し暗くてクスと笑える一癖のあるキャラが人気があります。

・沢山の種類でキャラクターを作ると、グッズ化や絵本・アニメにもなりやすいです

・「えっ!? 何?」と気になる部分があるといいですね

・一つのテーマで、どれだけバリエーションを出せるか

たかい先生から、たくさんのアドバイスもいただきました。

 

 キャラクターは、出版・映像・企業やブランド・地方自治体・広告・イベント・グッズなど、様々な媒体で使われます。

また流行で終わるのではなく、ロングセラーになって何年も使われることもあるので、キャラクターデザインが使用されることは大きな仕事です。

キャラクターを考えたら、とりあえず何かで発表してみましょう。

立体やグッズを作ってみるのもいいですね。

 

 次回の授業では、4コマ漫画にして発表するのですが、予想できるお話ではなく、意外性のあるお話だと面白いですね。

 

キャラクターデザイン関係の書籍を紹介していただきました。

 

アイデアの出し方も黒板に描いて説明していただきました。

1つの物から想像して、イメージを膨らませていきます。

キャラクターを考える時も意外性のある組み合わせで考えると、他にはないキャラクターが出来ますよ。

 

たかい先生は、絵本も作られています。

どんな工程で絵本を制作されているか説明していただき、絵本のラフも見せていただきました。

全体の流れが分かるように、一枚の紙に小さいサイズで描いたものを、400パーセントに拡大をして、ペン入れをされるそうです。

ペン入れ以降はパソコン上で着色されています。

 

次回の課題は、考えたキャラクターで4コマ漫画を描いてきてください。

・サイズはA3の紙に、何パターンか描いてくる


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2025年1月19日(日)絵本ゆっくりコース、22日(水)絵本わくわくコース・太田朋先生の授業内容

2025-01-23 18:38:29 | 絵本ゆっくり塾

絵本ゆっくりコースと絵本わくわくコースの授業内容が同じでしたので、まとめてアップさせていただきます。

太田朋先生の2回目授業は、課題「しりとり絵本」の発表と、プラ版画の制作をしました。

前半は課題の「しりとり絵本」の発表をしました。

いろんなアイデアの作品がありました。

広げて一枚のイラストになっていたり、短い絵本のようなストーリー性のあるものもありました。

日記のような作品は、日めくりカレンダーにしてみたら!という意見もあり、皆さんで意見を出し合って、より良い作品になるか話し合いながら進んでいって、たくさんの気づきや刺激になりました。

 

後半はプラ版画のワークショップをしました。

用意していたハガキサイズの下絵の上にプラ版を置いて、コンパスなど先の尖ったもので線を削っていきます。

印刷をすると反転してしまうので、文字を入れる場合は気を付けてくださいね。

 

版が完成しましたら削った面に、縦 横 斜めとインクを載せてローラーで丁寧伸ばしていきます。

 

削った溝にインクが入っているのを確認して、寒冷紗で拭き取っていきます。

拭き取る具合でインクの濃淡が出ますので、調節してくださいね。

ではプレスしていきましょう。

 

プラ版にハガキを載せて、プレス機のハンドルを回します。

今回は、赤・青・黒の3色です。どんな仕上がりか楽しみです。

 

右は、溝の部分までインクを入れなくて、拭き取りをしていないので、平らな部分が黒で線が白。

真ん中は、しっかりインクを溝にも入れてから、寒冷紗で拭き取り(少しインクが残る程度)プレスしました。

左は、インクが残らないようにきれいに拭き取りしています。

インクの拭き取り具合で、それぞれの印象が違っていいですね。

 

 

 

プラ版画のワークショップが終わったら、次回の課題の説明を聞きました。

「エピソード絵本」です。

自分のエピソードを絵本にしてきてください。

子どもの頃のエピソードや今思っていること、これからのこと、仕事や家族に対して思うことなど、一冊の絵本に仕上げてきてください。

ページ数、大きさ、画材は自由です。

 

どんなエピソードを絵本にしてくるのか楽しみにしています。


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2025年1月18日(土)イラストじっくりコース・おさないまこと先生の授業内容

2025-01-23 15:37:25 | イラストじっくり塾
冬休みが明けて、今年の最初の授業です。
皆さん、お元気でしたか?

おさないまこと先生の2回目の授業です。

前回制作した立体の研磨・着色を行いました。

初めにおさない先生から、完成された作品を見せていただき、制作のポイントや注意点をお聞きしました。

研磨はスポンジ研磨剤を使います。

今回は粗いものから細かいものを用途に合わせて使用していきます。

スポンジなので細かい部分も削りやすいですね。

 

研磨の際は、細かい白い粉が出るのでマスク着用です。

本日は人数が多いので、屋上で作業しました。

天気も良くて気持ちいいですが、近くに高層ビルが建ったため、日陰部分が多くて日が照っている隙間に移動しながら作業しました。

 

研磨作業が終わったら、教室で着色をしていきました。

画材はアクリル絵の具を使います。

つるつるの陶器のような質感に仕上げる人もいますね。

頭・手足を単体で作った方は、最後に針金を中に入れて繋げます。

 

完成した作品

ブローチは後ろ側にピンを付けるので、裏側は平らになるように削りましょう。

あとはブローチの金具を付けたら完成です。

 

 


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