本日は、はやしますみ先生の初回の授業です。
「私もみんなと同じように、絵話塾に通っていて、5期生だったんですよ」
絵話塾に通っていた時のお話しをお聞きしました。
「全ての授業に出席して、課題は全部仕上げる」を目標に一年頑張ったそうです。
はやし先生のデビューのきっかけはコンペです。
絵話塾の修了展で展示した絵本『ねーねーのしっぽ』を、ピンポイントギャラリーが主催の絵本コンペに応募して優秀賞を受賞されました。
ピンポイントギャラリーで展覧会をし、そのあと絵本が出版されるのですが、当時のお話もお聞きしました。
絵話塾卒業生のはやし先生から、実際にお話が聞けるいい機会ですね。
はやし先生の授業は4回あって、残り3回の授業でダミー本を発表します。
最後の授業でダミー本を完成するまでが目標です。
『たんぼレストラン』と『ねこぼん』を読み聞かせていただきました。
生き物図鑑のような『たんぼレストラン』は、実際にゲンゴロウやタガメを飼って観察されたそうです。
『ねこぼん』は、郡上八幡の盆踊りの取材にも行って、いろんな発見があったようでした。
初めは文章を横書きで書いていたのですが、会話文を活かすのに縦書きに変えることになって、
縦書きに合う絵を描き直したというエピソードをお聞きしました。
絵本を作っていく上で重要な点を教えていただきました。
絵本のストーリーが進む方向によって、縦書きか横書きかが決まります。
あと大事な部分がノドに掛からないよう気を付けましょう。
絵本のダミーを考えるときに、描きたい場面をまず考えてから、話を膨らませるといいですよ。
本日はたくさんのダミー本を見せていただきました。
後半の授業では、「絵のかたまり」 の説明をお聞きしました。
絵本には「絵のかたまり」と「動き」を意識する(に気をつける)。
黒い紙をランダムに手でちぎって「絵のかたまり」を作ってみましょう。
何かの形が見えてきたら、白いペンで描き込みますが、なるべく手数を少なくして表現しましょう。
絵本の絵は、写実的に描くよりフォルムで形を表し、かたまりを意識して描く方が、楽しい画面として描くことが出来ます。
次回はダミーの発表と、動きのワークショップをします。
動きのある絵本を持ってきてください。
ずっと見ていて飽きない絵は、何があるのか?を探ってみます。
この一年で、一つのものを作り込んでいく。
最初に作ろうと思ったものを最後まで仕上げる、「直す力」「やりとげる力」を身に付けてほしい。
とおっしゃっていました。
一番何を伝えたいのか、自分の中の答えを探しましょう。
次回は絵本のダミーを作ってきてください。
ラフ(モノクロ)を描いたらコピーをして、ページをめくれるようにしてください。
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