絵話塾だより

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2022年12月7日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2022-12-08 16:03:57 | 絵本わくわく塾

本日のテーマは「ぶたの絵本」です。

『三匹のこぶた』は有名ですが、他にも沢山紹介していただきました。

 

高科先生が上野瞭さんに薦められた本『シャーロットのおくりもの』E・B・ホワイト 1952年

映画やアニメーションにもなった有名な物語です。

主人公が少女のファーンから、子ぶたのウィルバーの視点に移行します。

この物語は、子ぶたとクモとの友情のお話で、生きる喜びと幸せ、勇気が書かれています。

 

『どろんこ こぶた』アーノルド・ノーベル 1971年

こぶたは、どろんこ遊びが大好きです。

こぶたは、子どもそのもので、子どもの特性がこぶたで表されています。

 

絵本にはこぶたがよく出てきますが、こぶたは子ども自身なのですね。

 

日本で出版されている『三びきのこぶた』は、こぶたとオオカミが仲直りする創作されたストーリーに、

絵も鮮やかでおもちゃ屋で売られる絵本が多いですが、

60年前に描かれたイギリスのレズリー・ブルックという画家の『三びきのこぶた』は、

「むかし、あるところに、おかあさんぶたと、三びきの こぶたが いました。

おかあさんぶたは、びんぼうで、子どもたちを そだてきれなくなって、じぶんで くらしていくように、三びきを よそに出しました」

と どうして三匹のこぶたが家を建てることになったのか、理由が書いてあります。

『瀬田貞ニ 子どもの本評論集 絵本論』 福音館書店 1985年 には、

子どもだましはやめましょう。子どもによい絵本をという気持ちが綴られています。

 

他に紹介いただいた絵本

・『こぶたのまーち』    村山桂子 作  堀内誠一 絵   (福音館書店) 2009年

・『もじもじこぶくん』  小野寺悦子 作  きくちちき 絵  (福音館書店) 2019年

・『こぶたちゃん どーしたの』       飯野和好     (福音館書店) 2022年

 

 

【課題】

「短いお話を作る」

一人称 

わたし(ぼく)は、○○ です。(だ である。)

書き出しが、わたし(ぼく)から始まるお話を考えてください。

例えば、わたしは、タコである。 から始まるお話。

 

・ひらがなで書きます。

 ひらがなが読めるようになった子ども(小学1、2年生)向けのお話

・○○は、人が思い付かない意外性のあるものがいい

・主人公が活躍する・冒険・行動するお話

・枚数は数枚あるといい(5枚程度が理想ですが、2、3枚でもいいですよ)

 

*2月1日提出です。

 

次回が「鬼の絵本」がテーマです。


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