絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年11月3日(日)絵本ゆっくりコース・荒井良二さんの授業内容

2024-11-06 15:23:30 | 絵本ゆっくり塾

本日は、荒井良二さんの授業です。

スポット受講の方も多いので、教室は賑やかです。

「みんな、どんな絵本が作りたいの」という質問から始まりました。

・子どもが何度も読み返す絵本

・自分の作った絵本が、本屋に並ぶといいな

・自分のために自分に贈る絵本

 

荒井さんは、高校三年生の時に絵を描いていて、絵本は描かないの?と訊かれたのが始まりだったそうです。

アメリカの本やアンディウォーホルなどのPOPアートに興味を持ち、プリントしたものを多くの人に見てもらえる。自分はここに居て絵が旅立っていく。それに絵本だと文章も作れる。という思いから絵本を作るようになります。

そして、編集者の土井章史さんと初の絵本『ユックリとジョジョに』が1991年に出版されました。

最近では、聖心女子大学でキュレーターの宮本武典さんとの特別授業も興味深い話でした。

 

休憩を挟んで後半は、ミニ絵本のワークショップをします。

1〜24ページの白い冊子にページ数を書き込みます。

今日のテーマは、題名が『にゅーでたよでたよ』

タイトルは決まってますが、内容は自由です。

長新太さんの『ちへいせんのみえるところ』を読み聞かせていただきました。

扉のページの真ん中に一本線が引いてあって、その線は地平線です。

文章は「でました」だけです。

1,2ページの何も無い地平線が、途中の見開きでも出てきます。そして最後の見開きも同じ地平線のみで終わります。

何ページ目に同じ絵の見開きがくるのか、確認してみます。

こうやって、気になる絵本を読んで、どんなリズムで進んでいるのかを知ることは大事ですね。

短い時間で完成されたかたもいらしゃいました。

本日のワークショップのように、頭の中で考えたものを素早く出す。という作業をしていってほしいです。

 

最後に荒井さんからお知らせです!

荒井良二 Journey

『ねことほんとのはなし』

2024.12.07(土)〜2024.12.29(日)

『ねこのゆめ』の原画展が、京都のNEUTRLで開催されます。

 

 


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