絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2022年6月1日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2022-06-02 15:16:08 | 絵本わくわく塾
毎年、話されるテーマが違うのですが、今期は子どもの本についての話をしていただき、
今期最後の授業は「さよなら子どもの時間」がテーマでした。

12世紀の古文で『梁塵秘抄』があります。

 遊びをせんとや生まれけむ
 戯れせんとや生まれけむ

 遊ぶ子どもの声聞けば
 我が身さへこそ揺るがるれ

また岡本夏木の『幼児期』の中でも
「わが身まで揺り動かされるのはなぜか。
それはわれわれ自身の中にも遊びへの強う要求と感情があり、
それが子どもの声によって強い共感へとかりたてられるからです。
このことはまた、われわれ大人自身の中にかつて子どもであった自分を宿し続けていて、
その内なる子どもが大人の自分をゆるがすことも示しているといえます」
と、大人になっても「子どもを生きる」ことはできる。と、書かれています。



『深呼吸の必要』 長田弘 (晶文社)を、紹介していただきました。
 子どもはいつ子どもでなくなるのか?
「あのときかもしれない」の中で、こんな時に子どもでなくなるのではないかと丁寧なことばで綴られています。

映画もご紹介いただきました。
映画『スタンドバイミー』では、12歳の4人の少年が体験した物語。
大人になって別の世界で暮らす4人。12歳の夏はもう二度と戻らない。
愛がテーマになった名作です。


本日は子どもは自由で素晴らしい感性の持ち主だ!と、いう絵本を紹介していただきました。



『ぼくのくれよん』   長新太 (講談社)
『おばあさんの青い空』 片山健 (偕成社)

『おばあさんの青い空』の主人公コジさんは、スズキコージさんのことだそうです。



長新太・片山健・木葉井悦子・スズキコージ・荒井良二などの絵本作家は、自分の中に子どもを持っていて、子どもを生きることで絵本を作ることが出来る絵本作家です。
そんな荒井良二さんも「子どもが描く絵にはかなわない」と、おっしゃっていました。


高科先生の授業では毎年話すテーマが違いますので、来年はどんなテーマでお話されるのか楽しみです。
ぜひ来年もスポット受講で受けに来てくださいね。


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絵本とイラストを学べる「絵話塾」からのお知らせです。
6月の絵話塾のガイダンスを下記の日程で行います。

各回5名で興味のある方は、ギャラリーVie絵話塾までお問い合せください。

皆さん待っています!

・6月5日 (日) 14:00  17:00
・6月11日(土)  11:00
・6月12日(日) 11:00
・6月18日(土) 11:00
・6月19日(日) 17:00
・6月25日(土) 11:00  17:00
・6月26日(日) 11:00

よろしくお願いいたします。
………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
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