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絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2018年10月3日(水)絵本わくわくコース・tupera tupera 亀山達矢さんの授業内容

2018-10-04 14:43:01 | 絵本わくわく塾
本日はtupera tupera 亀山達矢さんの授業です。
初回の授業ですのでどんな経緯で絵本を作るようになったのか、絵本が出版されるまでの苦労やアイデアなど、いろんな話をお聞きしました。

tupera tupera は亀山達矢さんと中川敦子さん二人によるユニット名です。
2002年に活動を開始ししました。
当初は雑貨を主に制作して、絵本とは無縁だったそうです。



tupera tupera の作る雑貨の中にはストーリー性を感じるものが多く「絵本は作れないのですか?絵本をつくったらいいのに!」という声が多かったみたいです。
その頃、雑貨屋で洋書を部屋のインテリアとして扱っているお店も増えて、絵本にも興味が出てきたのだそう。
そして初めての絵本は『木がずらり』



2004年に自費出版で限定1000部制作され半年間で売り切れたそうです。
現在はブロンズ新社から販売されています。

その後『しましまじま』ブロンズ新社(2006年)『12の星のものがたり』ヴィレッジブックス(2007年)を出版。
制作に苦労した話をいろいろお聞きしました。
2008年にコクヨから出版した『かおノート』が大ヒットします!
『かおノート2』が出版されるころ(2010年)学研から『やさいさん』『くだものさん』続けて『ぼうしをとったら』のフリップブックが出版されます。

2012年に『しろくまのパンツ』ブロンズ新社、2013年に『パンダ銭湯』絵本館から出版され、ことらも大ヒット!!

亀山さん、なにやら小道具を取り出し『パンダ銭湯』の読み聞かせです。今年はスタッフが助っ人で参加。


現在35冊の絵本が出版されています。


『MOE』6月号で掲載されたページ

絵本制作以外にグッズやテレビのビジュアルなども担当されています。
そんなお話もお聞きしました。



最近では、細田守監督の映画『未来のミライ』でプロダクションデザインで参加されています。
始まりはツイッターのダイレクトメールに細田監督からの依頼があったそうです。
そんなことが起こるなんてビックリですよね!



劇中に出てくる『オニババ対ヒゲ』は 2、3ページでの依頼だったそう。
tupera tuperaが描いたと分からないように、絵のタッチを変えて描かれたそうです。



その他、最近出版した絵本
『こわめっこしましょ』絵本館
『まわるよる』    小学館



『まわるよる』は、絵話塾ゆっくりコースの土井章史さんとの初絵本です。
ぞぞ〜とするこわ〜い絵本、夢に出てきそうです。

最後に『うんこしりとり』の うんこ を制作。
あっという間に立体感のある うんこ が完成しました。

 

亀山さんが最後におっしゃっていたのは
「絵本には可能性があり、人と人とのコミュニケーションツール」
「何をつくりたいか?が大事。今の自分で何が出来るのか。人の話(意見)はほどほどに」

二時間では話きれないお仕事と絵本紹介。
初回はお話でしたが、次回12月5日(水)はワークショップをします。
楽しみですね。










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