本日は「絵本レベルアップコース」の授業。講師は松田素子さん。
松田さんはお知り合いから「月桃」の種を頂いてベランダのプランターに播いて、観察していたら新芽が出て、いまではそこそこ大きく育っているそうです。月桃の種はゴマくらいの小さな種で、これが成長すれば2メートル位の大木になるそうです。
また以前、松田さんは古い一軒家に住んでいて、そこは猫の額ほどの小さな庭でした。大家さんから「庭の手入れはこまめにしてね」と言われていたのですが、どんな草花の芽がでるか興味が涌いて観察していた時期があったそうです。
日常の生活で、すこし目を凝らせば絵本の種になる要素がいっぱいあります。皆さんも日々の生活で忙しいとは思いますが、ちょっと立ち止まってみませんか。
では講評をしていきましょう。 本日ダミーを持ってきた方は5人です。
・『空の絵本(仮称)』
空の色を妖精が色々と変えて、王様に気に入ってもらう内容です。
最後のページで王様が空の色を見て、この空の色は良いね、と言っていますが、このように良いと断言していいのか?
読者は絵本のなかで良い悪いを言ってしまうと、つまらなくなってしまいます。
・『女の子と樹の話』
色々な要素とアイデアが入りすぎて、バラバラのピースがばらまかれた状態になっています。
それと言葉で説明し過ぎています。絵本は絵が喋らないといけないのです。
・『おしゃべり木の葉』
・『春を探して』
などダミーがありましたが、いずれも絵と言葉の関係性も含めて、出版されている絵本をとにかく、深く深く読み込んでいきたいですね。
次は絵本『ざしき童子(ぼっこ)のはなし』について
松田さんはミキハウスから出版されています、宮澤賢治の絵本を編集されていますが、今日は『ざしき童子のはなし』をします。
この絵本は一種のファンタジーですが、ファンタジーにはリアリティーが必要。作者は東北の地に赴き古い家屋や風景を写真に収め、それを参考に絵本を仕上げました。
あと絵についてのお話など色々とお聞きしました。
詳しくは教室で!
以下は授業中に紹介しました書籍です。
『名前をつけるおばあさん』 作: シンシア・ライラント 絵: キャスリン・ブラウン 訳: まついたかえ 出版社: 新樹社
『マツボックリが笑う日』 著:Daniel Blajan 翻訳:池 央耿 原著:池 央耿 出版社: 翔泳社
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5月 11日(土) 11:00〜
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