絵話塾だより

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2023年6月24日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2023-06-29 14:30:51 | イラストじっくり塾

寺門孝之先生の2回目の授業は、課題の「カレー色の時代」を発表しました。

課題の発表の前に、装画に関しての質問に答えてくださりました。

装画は、平台に陳列された時に、どれだけ興味を持ってもらうかが大事です。

小説などの場合は、ネタバレやイメージを強く限定するイラストは避けた方がいいですね。

寺門先生は、理屈で辿れないけれど、ピッタリだと思わせること。

「超能力のような」という言葉で説明されていました。

お話を聞いて、装画の仕事は自分の感性が試され、難しいお仕事だなと思いました。

 

では、課題「カレー色の時代」を発表していきましょう。

「カレー色の時代」という抽象的なイメージを、イラストへ落とし込む作業になりますが、

「カレー色」は何色?で、「時代」はどんな時代?と考えて、皆さんから出た答えは何だったのでしょうか?

 

・「カレー色の時代」と聞いて、曲名のようだと思った方は、LPジャケットを作られていました。

井上陽水さんの「少年時代」の歌詞を読んでいると、カレーに置き換えれそうだと思ったそうです。

そのまま日本語ではなく、英語で歌詞を書いたところが、センスがいいですね。

 

・カレーといえば、子どもの頃に母親が作ったカレーを思い出したそうです。

子どもの頃なので、色褪せているイメージ。カレー色を使わず、モノクロで描いたイラスト。

 

・今は、風の時代と言われていますが、昔も風の時代があったのかを調べたら、室町時代や江戸時代が風の時代だったそうです。

この時代にカレー屋があったらどうなのかと想像して描いたイラスト(右側)。

「CURRY」だと現代に見えてしまうので、その時代の文字で描いてみるといいですね。

 

・戦国時代のイメージで、辛口派と甘口派で戦う。

背景がおとなしいので、カレーが飛び散っているなど激しいイメージがあるといい。

 

・カレーといえば、いろんなスパイスが入っている。

今の時代、いろんな情報がネットから入って、頭の中はパンク寸前を表したイラスト。

時事ネタイラストでいいですね。

 

課題を発表するときに、どういうイラストなのかを説明するのですが、

言葉で説明のできるイラストであることが大事です。

イラストを見て、見る側が「なるほど」と思うこと。

 

「超能力のような」を上手く使ったイラストを描けるようになりたいですね。

 

次回の課題は、神戸の小説家 稲垣足穂の『一千一秒物語』の世界をイラストにしてきてください。

難しいかもしれませんが、寺門先生の最後の課題なので、超能力を働かせて最高の一枚を描いてきてくださいね。

 

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お待ちしています。

 

7月1日(土)14:00~ 

7月2日(日)  18:00~

7月9日(日)11:00~

7月15日(土)11:00~

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詳しくはメールkaiwajuku@galleryvie.jp
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よろしくお願いいたします。

 

 


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