やまめの庭つくり

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グレゴリウス荘2

2010-11-23 | イタリア庭園紀行
Villa Gregorianaの続き.

イタリア語がわからないので,歴史や添景物の背景などがまったく理解できないまま目の前に繰り広げられる光景だけを見ていたわけです.

その分,新鮮な気持ちで眺めることが出来たわけですが・・・

こんな遺跡のようなものを見ると,いつの時代に誰が住んでいたのかなぁと想像してみます.

破壊されているのはやはり19世紀の洪水が関係しているのでしょうか?





石の文化です.

ひとつひとつ小さな石を積み重ねて大きな建物を造ることを想像すると,とてつもなく財力や権力が必要なんじゃないかと考えられますよね.

つまり,大きな建物は大金持ちじゃないと建てることが出来ないということが実感できます.




昨日紹介した滝とはちょうど反対側に2段になった滝が見えます.

この滝は自然のものだと思うのですが・・・

ここを目指して100メートル以上,下っていきます.







下っていく途中にあるこの大きな壺は庭園のなごりでしょうか.

不思議な状態で飾られています.



岩壁の形もユニークですね.

なんとなく座ってくつろぐ気にはなれないベンチdown
滝を見物するために置かれているようです.




流れと同じ目線に降りてくると景色の見え方が全然違います.



この流れは,なんと不思議な岩の間に消えていきました.

これも自然なのか?

何となく奇岩風にしているようにも感じたのですが・・・・alienquestion






いたるところに人工的な雰囲気が残っているので,もし自然のままでなければ,どんな難工事をしたのか・・・そう考えるだけで圧倒されます.




upこの道もわざわざくり抜いて通路にしたと思われます.

もしかしてものすごく柔らかい石なのかな.

それにしても教皇の力ってすごい,ということだと思います.



グレゴリウス荘1

2010-11-23 | イタリア庭園紀行
世界遺産,エステ荘を見学した後は是非足を伸ばしてグレゴリウス荘をみてほしいと思います.

場所はエステ荘と同じくローマのテルミニ駅から地下鉄B線でPontte Mammolo駅下車(1ユーロ),COTRAL社のブルーのバスに乗って約1時間,終点tevoliのひとつ手前ラルゴ・ナツオーニ・ウニテLargo Nazioni Unite下車(2ユーロ).

バス停近くの観光案内所のお姉さんが
「エステ荘もいいけど,ここもオススメよ」
と,勧めてくれた庭園です.

ティボリの街をぶらぶら歩くこと15分くらいでしょうか.

何気なくこのような入り口が現れます.



一歩中に入ると,ものすごくとまどうのではないでしょうか.

何故って,この庭園の規模が想像できないので,どのくらいの時間で回れるのか予定が立てられないのと,いきなりのこの景色で,庭,というよりハイキング!?といった気持ちになるからです.

対岸の山の上の建物あたりが出口らしいということがわかると,そこにたどり着けなかった場合どうなってしまうのか,とっても不安になりましたnose4





庭園の案内図も,ハイキングコースと同じですalienase2



ここは19世紀の庭園です.

ここはもともと古代ローマ時代の別荘があった場所だそうですが,1826年の大洪水で破壊されてしまったそうです.

そこを教皇レオーネ12世に引き続き,グレゴリオ16世によって再建された庭園です.

広大な庭にアニエーネ川が流れ,巨大な滝が流れています.

もはや公園,というべきスケールです.



ヤマメたちはエステ荘の帰りに急に立ち寄ったので,一時間から二時間程度しか時間がなかったのですが,せっかく見るからには出来るだけ頑張ろう,ということで青い道順を基本にすることにしました.



高低差は覚悟の上です.

階段どれだけ出てくるのかなぁ~

とにかく,登って,下って・・・の繰り返しです.




対岸の建物はいつまでたってもなかなか近くなりません.



とりあえず,案内図の一番上の青い線を左斜めにたどっていき,一番左端にある巨大な滝を見に行きました.



人工のトンネルから流れ出てくる水.



自然のものではなく,トンネルの出口から流れ出るところまで,すべて人工的に手が加えられているのがわかります.



この人工滝は高さ160メートルもあるそうですyellow25symbol5

人工・・・・ですよ.

この庭園そのものが自然の地形を生かしつつ,かなり人工的な雰囲気をぷんぷんさせているのですが,19世紀にこの規模で,どうやって作ったんでしょう??

まだまだ続く・・・