やまめの庭つくり

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花の季節

2011-03-25 | ガーデニング
いつのまにか4月が近づいています.

今年は震災の影響で色々な催事もキャンセルされ,お店も駅も節電で暗いし,原発や買い占め,水,野菜,卵,牛乳が棚から消えていく・・生活の根幹が揺るぎそうで不安が澱のようにたまっていくような感覚を持ってしまいます.

暗い話と暗い空間・・・こんな感じなので,何となく春を意識する機会が少なくなっていますね.

しかも,3月下旬なのに10℃以下の日が多いような気もしますyellow13



知らず知らず身も心も縮こまってしまっているのかも知れませんね.


こんな環境でも植物はバイオリズムに従ってしっかり活動しています.

いつのまにか,ちゃんと,咲いています.

おとなりのアネモネ.

水不足気味ながら,何もしなくても元気に花を咲かせてくれました.



スイセン‘テタテート’明るく元気な気持ちにしてくれます.



イフェイオン.ハナニラですが,春の青空と,このブルーの花色って似ていると思いませんか?



ムスカリ.黒っぽい花です.品種名忘れました.

植えっぱなしで増えていってくれることを期待しています.



植物の力

2011-03-25 | 植物
24日の読売新聞の記事に奇跡の松として,津波で壊滅的な被害に遭った岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」で唯一生き残ったマツの写真が掲載されていました.

2キロにわたって砂浜に植えられていた樹齢350年の防潮林.

数万本もあったそうです.

津波で軒並み倒れたり流れたりしてしまったけれど,たった一本,まっすぐに立っているマツは,幹も枝も傷まず残っています.

松原のマツを守ってきた人たちを始め,住民の人たちがその生命力に励まされ,これからの復興に向かう勇気をもらっているようです.

また,震災で家族を失って流された家の跡地に佇む人がテレビのインタビューで,家族の安否ではなくチューリップについて話をされていました.

こんな感じで・・・・

「チューリップの球根を500個つるしてあったんだけどねぇ・・・流れてしまって・・・この辺り一面チューリップにならないかなぁ・・・無理だよねぇ」

一面にチューリップが咲き乱れる光景が幸せだった日常を象徴していたのかなと思いました.

たった一本の樹木,小さな球根が生きる力を与えてくれたり希望を感じさせてくれると言うことを改めて実感しました.

やまめもこの世界に飛び込むことになったキッカケは,ものすごく精神的に疲弊していた頃に,こぼれ種で芽生えていたビオラの小さな芽に何とも言えない命のエネルギーのようなものを感じたことからです.

誰にも何も言わないけれど自分の出来ることを淡々とこなしてやり遂げていこうとする植物から人は多くのものを感じ,与えてもらっているんですね.